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振り回し振り回される恋路かな

個人的にはリベンジ成功枠。

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7人目、小松さんルート終えてきました。

・前作の頃からキャラデザや性格はかなり好きだった。
主人公にズバズバ言うところも好きだし、知的インテリキャラなのに女慣れしてるってのもいい。女慣れってのは単に「女をあしらうのが得意」ってだけじゃなく、情報源や場を和ます道具として利用しつつも「花」として価値を認めてる、ってとこがいいのです。「女なんて興味ない(キリッ)」と二次元によくいるクールキャラって訳じゃなく、人並みにスケベ心もあるってところが。
そういう感じで設定自体は好きだったんだけど、前作ではいまいちテーマが見えずストーリーに入りきれなかった。ズバズバ言うところが好きだったのに、急にデレてくるところで拍子抜けたし、恋愛描写ではむしろ子供っぽいところがフューチャーされて期待していたのと違うというか…。その点、今回はちゃんと大人な小松さんが描かれてたような気がします。

・最初っから結婚結婚言ってくるところは普通なら強引だな~がっついてんな~と思うとこなんだけど、こんなイケメン優良物件に迫られたらそりゃあ悪い気はしないというゲンキンな乙女心。
利益のために神子を妻にしたい→構っていくうちにだんだん興味が沸いてくるという流れも前作よりだいぶ自然で納得できた。序盤は素直に言うことを聞いて黙ってるだけの人形だったから利用してやろうと思ったのに、神子のことになるときちんと否定もするし主張もする。自分のために健気に役に立とうともする。これは確かに小松さんがきゅんときちゃうのも分かる。

アーネストのようにたびたび息抜きに連れ出してくれるけど、お出かけデートではなくご立派な藩邸でおうちデート、ってのはいかにも小松さんらしい。甘味処デートも楽しかったです。特に二回目。この頃には小松さんもすっかりデレてきたので、あーん強要するのが楽しくて仕方ありませんでした。
甘味と猫で主人公を釣ってもてなしてくれると思ったら、隙があれば結婚結婚言って振り回してくる。しかし終盤では主人公の素直な好意に照れまくって振り回される小松さんが可愛かったです。子供っぽいギャップ萌えを出すバランスが良かった。前作ではちょい子供っぽすぎた。

・ちょくちょ子供っぽいところを見せてくれる小松さんはもちろん可愛いんだけど、個人的には年長者として主人公をきちんと叱り導いてくれるところがよかった!ここが前作でほしかった要素!
主人公のことを「神子として利用する」とキッパリ言ってるのに、主人公が命を削ってると知ると真っ先に止め、叱るのが小松さんの優しいトコだよな~と思う。沖田や高杉が冷たいと言ってる訳じゃないけど、小松さんも立場や性格的には「必要ならやむなし」と言ってもおかしくないような立ち位置なので、余計にそう感じる。まあ小松さんは脱サムライ派だから、命まで犠牲にするのは主義的にも反対なんだろう。
ただ甘い言葉で優しく慰めるのではなく、「自分が消えた後のこと考えたことある?」「君に消えられると私が不愉快だから嫌なんだよ」と一度突き放す。それは一見厳しく、自分を冷血だと貶めようとしているようにも見えるけれど、でも実際多くの人にとって自己犠牲ってのはそういうものなんだろう。だからこそ本音を突き付けてくれる心遣いがいい。そこから「両親に会いたくないのか」「君を守る八葉がそんなに無能だと思っているのか」と問い詰めつつ、主人公を誘導し奮起させていくさまはまさしく年長者。主人公がどういう言葉でムキになるかきちんと把握した、冷たいようで熱い、まさに大人の叱咤激励!小松さんステキです!
しかしラスボス戦後の別れで主人公が迷いを見せると、「ご褒美」と称して笑顔で身を引く潔さも大人でした。

・小松さんルートの特徴は、現代へ戻るか異世界に残るかの葛藤が一番丁寧に描かれていたところでしょうか。
ルートによってはほとんど現代を顧みずラストでサクッと着いてったりしますからね。まあ全員のルートでそれをやるとマンネリするってのも分かってるので、そこを非難したりはしませんが。むしろアッサリ異世界に残ってる主人公を何度も見た後では、「なんでこのルートでだけぐだぐだ言ってんだよ」という思いもほんのりと沸いてこないこともない。なんやかんや言ってもどうせ異世界に残るんでしょ?と思っちゃうので、小松ルートは最初の方にやった方が良かったな~と思ったりもしたけれど、ガラス越しのスチルは素直に素敵でした。心の距離は近づいたのに、絶対的な壁に阻まれている切なさ!
まあシリアスタイム突入前に普通にガラス越しに話してる小松さんは違和感っつーか、主人公さっさと部屋に入れ感はあったけど。
最後に主人公が「損得で考えていたのは私の方だった」と気付くのも良かったです。そりゃあ薩摩のご家老に!損得関係なく嫁に来い、神子ではなくお前が好きなんだとまで言わせたのなら!それを無碍にするのは野暮ってもんですよねェゆきさん!!

・あとは薩摩の使用人の反応も面白かったです。
小松さんは有能な主人だけど、使用人にとっては心配の種でもあるんだろうなあ。コッソリ二人の様子を盗み見て「いい雰囲気だった!」「猫を飼い始めた時はもうダメかと!」とはしゃいでるのに笑った。そうね、独身アラサーがペット飼い始めたら危ない兆候よね…。この時代もそうなのね…。

◆という小松ルートでした。
次はいよいよ八葉ラスト!瞬兄待っててー!
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