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これは学園ものこれはがくえんものコレハガクエンモノ

2016.04.28 20:28|逢魔時~怪談ロマンス
そう暗示をかければそこまで悪くない…のかもしれない。
二周目由良城、三周目遠野ルート終えてきました。

・前回はあまりにもボロクソ言い過ぎたかなと思ってちょっと反省しました。
とにかく「何十年も同じ高校に通い続ける」設定が癌だと思ってましたが、改めて説明書を読んでみると「永遠にも思える変わらない日常を過ごしていた主人公」という言い回しはなかなか趣があるようにも見える。「妖怪たちの永遠のモラトリアム」というとなんだか退廃的幻惑的狂気的というか。年を取らずに同じ学生生活を過ごし続ける…というとなんだかぞっとしないものがある。

・けどそういう方面で考えてみても…やっぱ無理があるよなあ…。
何がアカンって学校ごっこのクオリティが高すぎること。年を取らないまま何十年も同じ学校に通ってるのに、妖怪たちの暮らしぶりは普通に学校に通っている人間の現役高校生を忠実に再現してる。
何十年も同じ学校に通い続けるという経験がないので私には分からないけど、何十年も学校ごっこやってたらさすがに飽きるでしょ。勉強し続けてるんだからもう皆研究員並に知識めっちゃありそうだし、テストで出す問題もなくなってきて百点出す生徒続出しそう。というか人間ならまだしも、妖怪にそんな学ぶべき学問はあるのか?そこまで妖怪の学問は発達してるのか?クラスメイトなんてもう家族みたいなものになりそうだし、学校全体が顔見知りになりそう。
…しかしこの妖怪たちは相変わらずテストで一喜一憂するし、自習やテスト前の勉強は欠かせないし、有名人のはずの主人公の顔を知らないモブもチラホラいる。倦怠感のカケラも感じさせない、ピチピチの高校生そのもの。何十年も学校という檻に捕らわれ続ける閉塞感などかけらも感じさせない。

学校ごっこをするなら生徒役だけでなくもちろん教師役職員役が必要になる。
子供の遊びではなくここの教師はちゃんと試験問題作るし結果を集計して張り出すし、教科書や教材、制服も用意する。選択科目があるところから、カリキュラムも普通の高校並みにはちゃんと考えていると推測できる。修学旅行の手配なんかは人間の宿を取らなきゃいけない。
これらを全部学校ごっこ、無償でやるとなると相当しんどいだろう。人間の学校の先生とやってることがそう変わらないんだから。

更にどうしても立ちふさがるのが金銭面の話。
妖怪同士のお金のやり取り(学費・カツアゲ)は、これも学校ごっこ、カツアゲごっこということでギリギリ済ますことができる。職員の人件費はごっこ遊びなので全部ナシ。
教材費や学食の食材、旅費はどこから出してるのかは謎だけど、学校側のエライ人がボランティアで出してくれていると思い込むこともできる。(かなり苦しいけど)
しかし人間とのお金のやり取りはごっこ遊びでは済まされない。生徒らは普通に人間の町で飲み食いしたり買い物したりして遊んでる。その時ちゃんとお金を払ってる描写があるし、金銭感覚も現代の高校生的(呪いや葉っぱのお金で化かし放題買い放題とかじゃない)ので、彼らはどこかからか収入を得てるということになる。学生の収入と言ったらバイトじゃなければ普通は親から。和泉由良城は家族がいるので、親からお小遣いをもらっていると考えるのが自然。主人公には家族はなく(というか過去・出生に秘密があるような描写)家もなく、寝床は「闇」とのことなので、どこからお金が沸いてるのかは謎。あしながおじさん的な何かから援助を受けてるのかもしれないけど、そうすると彼らは「保護者に金を出してもらいながら何十年も学校ごっこで遊んでいる」という、どうしようもなく情けない状態ということになる。やっぱ詰んでる。

真相ルートでこの違和感が全部解消される可能性もあるにはあるけど、大部分のルートで違和感を放置してる時点で構成ミス。何か大いなる呪い的なもので学校ごっこを強いられているにしても、それに対して疑問や不満を持つ者が一人もいない。全員洗脳されてるのだとしても、それならそれなりの末期感や狂気が演出できていない。
主人公は何かしら抱えてるように見えるけど、学校への違和感というより自分の出生っぽいし、真相ルートで主軸になるのはたぶんこっちの方だろう。何よりこの作者な~んも考えてなさそう。学校ごっこに対して納得できる説明が出ることはもう期待できない…。
恋愛面はクセのある主人公とエロが時々引っかかる程度でブナンにまとまってるだけに、ほんとごっこ設定が惜しい。普通の魔法学園ものだったらどんなに良かったか…。なぜ普通の魔法学園ものにしてくれなかったのか…。何十年も学校ごっこはどう頑張って良い方に解釈しようとしてもダサ過ぎる…。

◆二周目由良城ルート。
ot05.jpg 
・君のためなら死ねるを地で行く由良城に、いまいち本気で人を好きになれない主人公が興味を抱いていく流れが面白かった。
本棚の下敷きになりながらイチャイチャはどうかと思ったし、由良城を弄ぶような主人公の発言は性格悪いなと思いましたけど。つってもこれは言葉が足りなかっただけで、付き合うキッカケとしてはこういうのもアリだと思います。
自然と主人公が由良城に惹かれていく過程が描写されてたと思うし、由良城も主人公に影響されてしたたかさを身に着けた…ってのも良かったんじゃないでしょうか。
惚れ薬のくだりが出た時は、このゲームのことだから絶対やらしいことに使うんでしょ!エロ同人みたいに!!って思いましたが、意外にもこれをキッカケに主人公が誠実になったので見直しました。

・由良城家の典型的なアットホーム大家族は、「彼氏の円満家庭に快く迎えられる主人公」という図をやりたかっただけで深くは考えてないんだろうな…と思いましたが。
いい歳してるだろうにいつ行っても勢ぞろいしてる家族…。由良城が学校ごっこしてるのをこの兄や親はどういう風に見てるんだろう…とか考えだすとまた闇に落ちるのでスルー。
「うちに住みなよ」「はいっ!」で結婚成立するのは、親も戸籍もない妖怪ならではの身軽さでこれはこれで良かったと思います。

◆三周目遠野ルート。
ot04.jpg 
・硬派な不良×猫×子供。ザ・ベタ&ベタ。
それは別にいいんだけど、何かにつけて主人公が「寒い」「ベタ過ぎる」と突っ込むのが寒かった。別にベタでもいいじゃん。「こんな設定ベタ過ぎて寒いよね~www」って言い訳しながらベタ設定に頼る方が寒いわ。やるなら堂々とやれ。

・まあそれにしても本当にベッタベタなキャラでしたが…。
小妖怪を助けるくだりや子供をあやすくだりは遠野の内面や成長を見れて良かったけど、子猫まで出てきた時はさすがに笑いました。とにかく出てくるイベントがことごとくベタで、「これを妖怪ものでやる意味はあるのか????」と思うくらいでしたが、まあ話の流れ的には良かったと思います。人魂イベや万華鏡イベはきれいだったし。
喧嘩相手の気に入らないアイツと意外な趣味で意気投合、周囲には隠した秘密の関係ってのも好みでした。まあこのゲーム内のキャラ達が映画を批評して「主人公が優柔不断で好きになれなかったけど~」とか「終盤のご都合はもう少しなんとかならなかったのかしら~」とか言ってるのは乾いた笑いが出るんですけど。このルートの主人公は特に鈍かったし。

・遠野のキャラは「典型的な硬派タイプ不良」。の一言で全部表現できてしまうくらいテンプレなんですが、やっぱり惹かれあう描写は割と丁寧で良かったです。
主人公が好きって認めるまで一番時間かけたしな。まあ好きって認めて即致しちゃうのはロゼゲーだからしょうがない。
あと認めるのが遅かったのは過程を丁寧に描いたというより主人公の出生に関する伏線ぽいですけど。まあ磯姫の妖怪って言われてるけど十中八九元人間なんでしょう。それにしては由良城ルートではほとんど気にせず、和泉ルートに至ってはまったく気にせずゴールインでしたが。

総合すると、遠野はベタ過ぎて他に言うことがないキャラだけど、ポイントはちゃんと抑えてくれるのでベタなりに良かった。それより寒いベタと突っ込む主人公の方が寒かった。…って感じでした。気持ち悪いわね!って殴るくらいならケンカップルぽくて良かったんですけど。

◆次は密と日比谷あたり狙ってきます。
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