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これはエグいですわあ…

2016.07.26 19:13|DUNAMIS15
ガーッとクリアしてしまおうと思ったけど、思ってたより長いのでここでいったん感想文。でもそろそろ佳境って感じかな。一気に進めてしまう程度には普通に面白い。
倭編、マナミ編、陸編まで終了しました。以下◎ネタバレ注意◎

◆倭編。
・しょっぱなからコノミのことを「トロい子」「要領悪い子」とか言ってて腹黒キターーー(゚∀゚)!!とニヤニヤしてたんですが、最終的にはやっぱり倭もいい子だなと思いました。
実際コノミが手がかかる子なのは確かだし。けど倭がコノミのことを愛おしいと思ったり、母性本能くすぐられたりしてるのも事実だし、「コノミに頼られてることが自分にとっても自信に繋がってるのかも」と共依存みたいな状態なのをちゃんと自覚してるし。点数稼ぎのために面倒見るって言っても、お泊りに何度も誘って丁寧なカウンセリングなんてなかなかできるもんじゃないわな。ここまでコノミの気持ちを考えて面倒見れるならもう本物の友情と変わらないと思う。
まあマナミへの心の声はけっこうキツイものがあったけど、恋敵と思ってるなら多少は当たりがきつくなってもしょうがないかな…。それ以外のキャラへの心の声もたびたび手厳しいものがあったけどめちゃめちゃ性悪って程でもなく、欠点と評価すべき点をそれぞれ認めてるってだけな気がする。

何より内心どれだけ罵ってたとしても、それを絶対に外に出さない。「狂人のふりをしている人は既にもう狂人である」みたいな言い回しがあるけど、善人のふりをし続けている倭はもうじゅうぶん善人なんじゃないかと思いました。発狂する直前の終盤、陸が寮の皆を扇動してる時になって初めて他人に対してキレましたが、言ってることはあくまで委員長としての発言で本性を晒したという感じでもなかったし。まあずっと内にため込んだままだとそのうちストレスで死にそうだなとは思ったけど。
倭が努力してるのは事実だし、むしろ完璧を気取ってるのにいつメンにはけっこうバレバレなところも人間らしくて好きです。

・前回の記事で割とボロクソに言った高槻君ですが…。
倭フィルターを通すと高槻のちょっとした言動・しぐさ、何もかも「可愛い」「照れてる」「気を使ってるのよね」「優しいのよね」と解説が入り、なるほど確かに乙女ゲーキャラみたいだなと思った。乙女ゲーはここまで解説入らないけど。乙女ゲーによくいる「根は優しい強面ヤンキーキャラ」って感じ。GS3のコウ君的な。
高槻の一挙一動に喜んだり落ち込んだりしてる倭は完全に恋する乙女で可愛かったんだけど、私が一章から感じた高槻本人のイメージと、倭目線から見る高槻像はイメージが違いすぎて、倭はいわゆる「恋は盲目」「恋に恋してる」状態に見えました。理想の「高槻像」を勝手に作り上げ、高槻がそれに近しい行動・イメージに当てはまる行動を取ると喜ぶ。「優等生」の枠にハメられることを望みつつも嫌がってる倭にとっては皮肉だな…と思ったけど、マナミ編、陸編と進むにつれどんどん高槻がイケメンになっていくので倭の高槻像もあながち間違ってないのかもしれません。

・結末は「高槻が倭を殺す」から「倭が高槻を殺す」、に変わったくらいでさほど変化ナシ。
梓さんも味方とは思ってなかったけど、豹変した時はその悪役っぷりにニヤニヤしました。「セレス学園じゃなくてセレス牧場よ!」は痺れますなあ!これはエグいですなあ!
学校で再会した二人がラブラブになってちゅーまでしたのは、俗にいう「会えない時間が愛を育てた」ってヤツなんでしょうか。まあこの時には両方狂ってましたけど。それにしてもラストのスチルは…所謂死●というやつなんでしょうか…だって脱いでるしそういうことよね…?ほんとエグいゲームですねコレ…。

◆マナミ編。
・マナミ本人はいい子なんだけど、甘ったるい喋り方や、特に意味もないのにデカ君デカ君アピールしてるのは典型的なハーレム要員という感じで苦手でした。
そんな感じでマナミの声もほとんど飛ばしてたけど、アレ?これ冒頭のモノローグでリンゴだか願いだかなんだか言ってた声じゃね?とマナミ目線になってようやく気付きました。遅すぎる。全員遅刻の日にマナミだけ遅れないことだけ引っかかってたけど、マナミは意外と重要キャラだったらしい。

・高槻編、倭編と違ってマナミには割と記憶が残っていたから何か変わった展開になるかと思ったけど特にそうでもなく、ラストはピチピチ黒スーツ大人高槻と抱き合って終了。
倭編でちゅーした後だったので、マナミに直球で「愛してる」と言っちゃう大人高槻にはビックリした。大人高槻の正体は陸編で分かったけど、マナミは一体何者なんだ…。大人高槻のためにループを引き起こしてる張本人という線が濃いけど、何故彼女は歳を取らないまま学生やってるのか。というか最初からループの記憶があるってキャラなら、陸編やった後だとすごい無能に見えるんですが。

・まあでもマナミがなんでデカ君好き好きアピールしてたのかは分かってスッキリした。
倭とちゃんと話し合って「私の好きはそういう好きじゃないから」とか「デカ君のことは好きだけど皆も好き」とか、倭を後押しするような発言、身を引くような発言はフェアな女の友情!って感じで割と好きでした。このへんはホント普通にいい子。でもその割には1~2章でのデカ君アピールが激しいし、「あたし以外に欲情するなー!」とかあからさま過ぎるし、どっちなん?何なん?ってちょっと疑問だったんですよね。同じ姿形の大人高槻が本命だったんなら、現高槻のことも別人とは言え気に掛けるのも納得。

◆陸編。
・高槻編の頃から何か知ってるのか?それとも知らないのか?と匂わせてばかりのキャラだったけど、「ノモスや学園の闇についてはなんとなく感じ取ってたけど、ここまで大事になるとは思ってなかったしループについては分かってなかった」って感じかな。高槻編での豹変も、自分への苛立ちもあったんだろう。「薄々分かってたのにやろうとしなかった」という点では陸も変わらない。ただ自覚があったかなかったかというだけで。

それにしても色んなキャラに記憶が残ってて一番展開が変わったルートでした。
ようやく開いた白のフォルダ。自分の弱さを認めることができた倭と、倭のために少しずつ勇気を出して行動を始めるコノミ。その甲斐あって本当の意味で近付いた二人。初めて白とナツキを救えたし、クローンやチップのことも分かったし、宮藤の闇も多少は明かされ…と希望を持ち始めたけど終盤巻き返されて結局ゲームオーバー。
発狂するナツキの悲鳴が悲痛だった…。ナツキの心情を思うと計り知れない。汚れてしまった自分、死んだらどうせループする、もう死にたい。でも初めて陸と思いが通じ合ったから、この体のまま希望に縋ろうとした。けど結局仲間も陸も殺されてもうおしまい、いいよまたループすればいい、そしたら体もきれいに戻る、次は最初から陸に守ってもらえる、だから早く殺して。…これはチップとかクローンとか関係なく発狂する。

フォレスと戦うのとは別に、ループの鍵を握るマナミをどうにかすることも課題らしい。ここにきてマナミの存在が抹消されるとはどういうことなのか。最初から存在しなかったってパターン?最初から見返したらケータイへの連絡もないし教師陣も無視してるとかあるんだろうか?よく覚えてない。でもあれだけうるさくて存在感あってそんなことあるんだろうか。最初から存在してなかったとして、今回に限って終盤姿をくらましたのもどういうことなのか。今までだと終盤もちゃんといたから、正史から離れすぎると消えるのかな?
あとは宮藤の完全な救済か。宮藤が仲間になった!というとこらへんはBGMも煽ってきてちょっと感動したんですが、やっぱり他人任せ(コノミ)にするんじゃなく視点主がどうにかしなきゃダメってことですかね。

・陸がナツキを好きなことは、マナミに指摘されるまで全然気づきませんでした。
なんか「なれそめ」とかいうちょっと長めのティップスが挟まれたけど、まさかアレだけで済ますおつもりなんでしょうか。まあ女に囲まれるイケメンチャラ男がオシャレとか無頓着な健康的な女の子にトゥンクするのは割とありそうな話ではあるけど…。
不安を素直に打ち明けないナツキに苛立ってきつくあたったり、地下で再会したナツキを介抱して告白するシーンなんかは普通に恋愛ものとして良かったです。
フォルムの廊下で高槻とそれぞれの女の話してるのは「やってる場合か!」って思いましたけど。まあ高槻の倭への誠実な答えはご立派ですけど。

・というか卒業生の具体的な使い道がようやく分かったけど、基本は生殖機能が目当てだったんですね。
日本本土の人間の体はボロボロ~という話があったから、臓器を丸ごと抜き取って利用するものかと思ってました。…生殖器だけ抜いて後は捨てるなんてもったいない…とか思っちゃう私もだいぶ毒されてるのかもしれない。いや前にもそういう本読んだことあったんですよ。「マリア・プロジェクト」だったかな…。これもなかなかエグい話だったけど…。

ンマーそれならナツキが代理母として生かされていたのは納得だけど、でも何故よりによって二年のナツキが選ばれたのかはまだよく分かんないような…?やっぱり発育なら三年の方がいいだろうし。おっぱいもそんなないし。陸上部での体力の方を買われたんだろうか。それでも普通に倭でいいと思うんだけど。…本格的に「白オリジナルの好みだったから」というゲスな理由だったらどうしよう。そしてツクモオリジナルってすごいツクダオリジナルみたい。

・香藤先生が思ったより有能、というかサヴァン並みの記憶力の持ち主…というのも意外だったけど、その香藤が数えてもループがまだ五回しかしてないことにも驚きました。
ほとんどプレイヤーの見てる範囲と変わらないんですね。冒頭のモノローグからして、もっと途方もない数ループを繰り返してるんだと思ってました。

・そんで白はいいやつ過ぎますね…しかも勘が良いし頭もいいし、ただ潔すぎるのが玉に瑕ってところか。
もったいぶったフォルダなんか出さずに言ってくれよという感はある。特に陸章では他のキャラもほとんど記憶を持ってたし。しかもパスかかってたのはただの遺書で、せいぜいクローンにナンバーが割り振られてることの答え合わせくらいにしかならなかったのでは…。
まあ薬で眠らされてるうちに殺されてループしてたら、他でどんな惨劇が起こってるのかなんて分かんないししょうがないのか。殺し合いをする高槻・倭・陸も相当だけどナツキは一層悲惨だし、もうちょっと言ってほしかったと思うけど…。まあ白は倭とも違う紛れもない天然純度100%の善人なので許します。

・陸章では視点主の陸が普通にイケメンだった。
チャラ男なのかオタクなのかよく分からない喋り方だけど、なんだかクセになるナナオ節。
高槻もこのルートでは普通にイケメンでした。陸と同じよう早めに行動するし周囲を気にかけてるし、腕っぷしが強いぶん物理面でも頼りになる。高槻は何も分からないまま突っ込まれる一章の視点主を担当したことでイメージダウンに繋がったのかもしれない。
マナミ章・陸章では白離脱後もこの二人が仲良く喋ってるのがなんだかんだ癒しでした。やっぱいいコンビだよ。

◆高槻・倭・マナミ・陸と来たら次はコノミ?それか白かナツキ?と思ってるとまさかのチハヤ。
監視役でクローンのことは嫌っているけど、かと言ってフォレスの忠犬というようにも見えない。章が進むごとにだんだん協力的になってきたし、日本に帰りたい(ループから抜け出したい)という点では一致している…。謎が多すぎるので楽しみ。
何より陸ルートで残された課題をどうやって解決していくのか!?期待しながらやっていきまーす。
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