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本を読むのが楽しくなってきた

2016.11.27 20:04|読書感想文
そんな今日この頃。

◆以前から乙女ゲーのストーリーや設定のツッコミは割と容赦なくやってたし、最近は(別につっこみたい訳じゃないけど)更に増えている傾向がある。
そろそろ「そんなにシナリオ重視なら乙女ゲーなんてやらずに小説でも読んどけや!」…と、どっかからか言われそうだと思ってたし、自分でもそう思ってました。

・なのでそれを実行することにした。少し前から久しぶりに読書の習慣を再開しました。
なんつーか社会人になってから読みたい本があっても、「雑音をシャットアウトするなど集中できる環境を整えて、時間を作って一気に読まないと頭に入らない」という思い込みがあって、普通の小説からは疎遠になってたんですよね。
でも先日、適当に「ブラゲで周回しながら」とか、「間にネサフを挟みながら」とか、「動画配信をラジオ代わりに聞きながら」とか、そんな読み方でも普通に楽しめたので、なんだ意外と読めるやんと気付きました。

・けど数年ぶりに真面目に読書してみると、高校くらいの頃から読み方、見え方が全然違ってて驚いた。
十代の頃は本を評価する基準は「面白い/面白くない」くらいで、文体とか表現を気にしたことってほとんどなかったんですよね。「読みやすい/なんか読みにくい」くらい。

でも久々に読んでみると、もっと作家の色が分かるようになったというか…よく「プロは出だしの一行で作家の力量が分かる」というウソみたいな話を聞きますが、なんかその感覚の片鱗がちょっと分かるようになってたというか。
さすがに作家の力量を計れるような技量はないし、一行読んだだけじゃその後どう面白くなっていくのかは分からないけど、1~2ページも読めば自分に合う/合わない文体かくらいは分かる。その中で目を引くような表現や言葉選びがあると、なんとなく伝わるものがある。
文章なんて単語をつなぎ合わせただけのもので、物語を進めるためのツールでしかなく、みんな似たようなものだと子供の頃は思ってたけど、ハッキリ技量や個性が出るものなんだなと思いました。子供の頃にはなかった別の視点で本を読めるようになってきて楽しいです。

◆ということでここから作家の名前をだらだら挙げていくパート。あくまで個人の感想です。
あと私自身は読書量少ないし読書通とか名乗れないレベルです。むしろ浅いしミーハー。

◎小川洋子
本から離れてた時代でも、文庫本を見つけては買ってたのはこの人くらい。ストーリーではなく「文章自体に惚れる」という経験はこの人が初めてでした。とにかく文章や表現が独特で、ストーリーを楽しむというより雰囲気を楽しむという文体。ドキドキワクワク胸を弾ませるのではなく、凪のように落ち着いた心でそっと頁を送る感じ。
個人的に心を落ち着けたい時に読む、槙島さんの言う「紙の本を読みなよ」「精神的な調律。チューニングみたいなものかな」に最適な作家さん。
ストーリー自体は曖昧な終わり方や、「世にも奇妙な物語」的なオチで終わるもの、「で?だから?」で終わるものも多いので、確実に好き嫌いは分かれるタイプ。雰囲気を読ませる人なので長編は途中でちょっとダレる。

◎伊坂幸太郎
群像劇と叙述トリックの人。学生時代はこの人も見つけては買ってたけど段々疎遠に。
売れっ子作家だけあって分かりやすい大衆エンターテインメント作品が多いし、文章も読みやすい。
「叙述トリック」という概念自体はぼんやりと知ってたけど、明確に「ホァーーーーーーッ!!!」と「繋がる感覚」を知ったのはこの人の「アヒルと鴨のコインロッカー」かなあ。まさに目の前が拓けるような感覚だった。他作品と比べると視点が少ない方だから、余計に強烈な印象として残ってるんだと思う。
「グラスホッパー」の突き抜けた中二、「砂漠」の気持ち良い青春グラフィティも好きだった。

◎京極夏彦
鈍器の人。京極堂シリーズは「塗仏の宴」くらいまで読んだんだっけかな…。榎木津の番外編みたいな短編集を途中で放置してる気がする。面白いのは面白いんだけどいかんせん長すぎて、今思うと「この鈍器を読んだ」という実績が欲しかったり、玄人ぶりたかっただけで、そこまで好きな作家じゃないのかもしれない。鉄鼠の檻とかぐったりしながら読んでた記憶がある…。
キャラ的には榎木津が大好きで、一部の名言はメモるくらいだった。「僕も神だ」のくだりは今でも大好きだし、「明るい暗いで善し悪しが決まるのは電灯くらいだ」って台詞も根暗の私には響いたな~。
残りの京極シリーズもかなり積んでるけど、今鈍器を読む気力はない…。

◎森博嗣
「なんか有名な人だから」という理由で「女王の百年密室」を読んだら独特な文体でビックリした覚えがある。こういう表現って小説でやっていいんだ?みたいな。その後スカイ・クロラシリーズを何冊か読んだけど、イマイチはまらずフェードアウト。女王の百年密室は内容全然覚えてないけどけっこう好きだった気がするので、そっちのシリーズなら読んでもいいのかもしれない。

◎湊かなえ
ご存じ「告白」の人。映画は見られなかったので文庫本読んだけど、怒涛の勢いが面白くって一気に読み進めた。他の本も図書館でも何回か探したけど、売れっ子のためか貸し出し中ばかりであまりお目にかかれない。最近読んだ「境遇」は犯人もオチも分かりやすすぎてちょっとイマイチだった。
けど文章自体は読みやすく、女同士の黒い関係を描くのが得意っぽいので他の作品も読んでみたい。

◎東野圭吾
読んだのは有名な「白夜行」と他に数冊ってところだろうか…?ミステリー定番の人だけど、白夜行以外は進んで読もうとはしなかったかな。もうちょっと何か読みたい。

◎森絵都
最初に読んだのが学生時代(それこそ小中学生時代)の「カラフル」だったので児童書のイメージが強いけど、別に児童作家って訳じゃないんだよね?SS集「ショート・トリップ」は児童書なんだけど、初めて「こんな短い文章だけでも人を笑わせることができるのか」と知った作品で、今でも思い出深い。「DIVE!」は少年たちの王道青春スポーツもので読んでて楽しく、Free!みたいなノリでアニメとかならねーかなとかなり前から思ってる。

◎村上春樹
定期的に話題になる世界のハルキ。興味なくても日本人なら何か一つは読むべきだろう、と「海辺のカフカ」を入門として読んでみたら、思ってた以上に露骨なエロ描写があってビックリした記憶があります。これ小中学校の頃図書館で見た記憶があるんだけど、こんなの小中学校に置いていいのか…?何かあったらチソコのメタファー性行為のメタファー言ってたような気が…。
文章自体は読みやすいけど独特でこれぞ大御所!って感じだった。話も面白かったけど理解できないとこもたくさんあった(気がする)ので、まだ私にはハルキワールドは早い気がする。でももう一冊くらい何か有名どこ読んでみたいな。

◎乙一
なんか一時期すごい話題になってたからとりあえず読んでみるかと手を出した人。割と好きで4~5冊は読んだのかな。
「銃とチョコレート」は私が借りたものはカバーがなくて、古い外国の児童書みたいな雰囲気だった気がする。その状態で作者名を見ないまま読んでたら児童書っぽい雰囲気から段々ダークになってきて、「なんかこれ乙一ぽいな」と思ったらホントに乙一で意外と分かるもんだなと感心した記憶がある。
綺麗なまま終わる話ドス黒い話両方好きだけど、個人的にはちょっと黒い方が好き。死体を積み上げて家を作るくらいまで行くとちょっとアレだけど。

◎米澤穂信
最近開拓した人。まだ一冊しか読んでないけど、ややダークなストーリーも文章もかなり好み。終盤でひっくり返すって一番好きなやつ。
ちょくちょく難しい熟語や言い回し、諺なんかがあって、辞書を引きながら読むのがけっこう好きだったりする。本は基本的に娯楽のために読んでるけど、せっかくなら教養として新しい表現や語彙も身に付けたいし一石二鳥。けど難しさも度が過ぎるとチンプンカンプンになるので、このあたりが今の私には一番心地良いです。
近代文豪の作品や古典などの名前をバンバン出したり引用したりするので、「もうちょっと私に学があればもっと読んでて楽しかったのかな…」とちょっと寂しくなることがしばしばある。触発されて青空文庫で泉鏡花をチラ見したけど、やっぱり今の私に文語体やそれに近い文体を読むことは難しかった…。

◎山田悠介
高校生くらいだったかな。「リアル鬼ごっこ」を読んで衝撃を受けた。私が当時抱いていた、「小説家=賢くて文章がうまくてとにかくすごいひと」という固定概念をブチ壊してくれたという意味では、良い出会いだったのかもしれない。それまでは小説家って雲の上の神々みたいなイメージでした。
なんつーか、作品を面白い/そうでないと感じるのはすべて個人の趣味の範疇であり、作家は全員最高レベルの文章力を持っているものであり、読みにくい文章はすべて自分の理解力不足、自分なんか小童が良し悪しを語れるものではないと思い込んでたというか…。でも、小説家って人間だったんだね。ということを気付かせてもらいました。
まあそれで中高生の心をガッチリ掴んで一世風靡したんだから、そういう意味では結局雲の上の神の一人なんでしょうけど。

◎有川浩
一般小説アンソロ「ストーリーセラー」で初めて読んだんだけど、同名の短編を寄稿しているところからアンソロの目玉的な位置と考えられるし、元々有名な人なので期待していた。が、とにかく文章が軽いし、大声を上げる女性を壁ドンしてチッスで口を塞ぐ、という少女漫画みたいな展開にビックリして序盤で脱落しました。後からレビュー見てみると「活字が苦手な若い女の子でも読みやすい胸キュン恋愛小説!」というレビューが多くて納得。私にはちょっと合わないみたいです。

◎斎藤洋
このブログでも何回か名前出したことあるかな。児童書の人です。小~中学生の時はこの人の本ばっかり読んでた気がするなあ。
主人公がかっこよく活躍して気持ちよく終わる王道冒険譚が多くて安定感がある、新作見つけたらとりあえず読んでおけば間違いナシ、と子供心に偉そうに思ってた気がします。白狐魔記いつまでも待ってます。

◎堀内純子
この人も児童書の人。この人の本は別に探して追いかけて~ってことはしなかったんですが、小学生の頃読んだ「ルビー色の旅」で、初めて「本で泣く」ということを経験した。たぶん生涯忘れられない作家。

◆他にも読んだ本は色々あるけど、パッと作者の印象が出る作家はこれくらいかなあ…。
・高校くらいまでは単純にあらすじを読んで面白そうなやつを選ぶことが多かったので、作家の名前を覚える習慣があまりなかった。評価の基準も「面白いか/面白くないか」で、文体とか読みやすさとかあまり意識してなかったし。
なので上に挙げた作家は主に大学から読んだ人ばかりですが、見ての通りかなりのミーハーです。「何読めばいいかわかんないからとりあえず有名どころからつまんでいこう」スタイル。でもこの考え方ってそんな間違ってないと思うんですよね~。そりゃあまり評価されない隠れた名作や、マイナーどころから好きな作家も見つかるかもしれませんが、有名な作品は何かしら理由があって有名なんだから、まずはそっちから読んでいこうかなと。マイナーどころから発掘するのはその後でいいかな。

・海外小説は、それこそファンタジーの児童書くらいしかろくに読んでないかも。
剣と魔法のファンタジーが大好物だった小中学生の頃は色々読み漁ってた気がしますが、高校くらいから「カタカナ固有名詞覚えるのメンドクセー!」という意識が出始め、それくらいから徐々に避けるようになったかな…。
大人になってから読んだ海外小説って言うと、それこそハリポタとかダレンシャンとかの有名どこくらいな気がする。
ファンタジー以外では「穴」という作品がものすごく印象に残ってる。これも児童書だけど。

・とりあえず今は現時点で好きな作家を読みつつ、世間一般で評価の高い作家も読んでどんどんお気に入り作家を増やしたい。
「好きな作家は?」と聞かれた時にすらすら答えてドヤ顔したい。
文語体もそろそろ読めるようになりたいんだけど、こっちは結局勉強したりとにかく読んで慣れていくしかないのかなあ。とりあえず尾崎紅葉をオススメされたので青空文庫で探してきます…。

◆という、特に理由のない読書記事でした。私の浅い読書歴を晒しただけのような気もしますが。
読書カテゴリ作って読書感想文書けたらいいけど未定。たぶん書けても数行だと思うし。
あ、もしオススメ作家さんとかあれば教えてくださ~いヾ(・▽・)ノシ
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