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久しぶり10冊感想文

2019.04.11 10:48|読書感想文
◎ネタバレ注意◎

・畠中恵「ちょちょら」

面白かったんだけど読むのに時間がかかってしまった。やっぱちょっと「江戸留守居役」っていう役職が難しいというか感覚的に掴みにくかった。でもこの「誰が味方で誰が敵なのか??」って全然分からないところがまさに新太郎の心境だったのかもしれない…。千穂さんは本当にあれでいいのかなとは思うけど、この時代の武家の娘っていうと結婚も仕事の一つみたいなもんなんだろうな。

・島田荘司「セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴」

エカテリーナに関する歴史の勉強面白かった。ハリウッド~の次作だからかしてクローンの話題がまた出てたけど、「アダムの骨からイブが生まれたなんてまんまクローンのことやん、聖書の内容が違っていればクローンに対する今の倫理観ももっと違っていた」っていう説は興味深かった。

・ジェフリー・ディーヴァー「石の猿」

シリーズの中でこれだけ閉架にあったのは差別描写が多いからなのかな…?チャン家やソニー・リーの攻防も面白かった。ウィリアムはちょっとひねくれてるけど根はいい子ぽいのでこれから幸せにやってってほしい。
ゴーストの正体については意外な人物だったけど、いかんせん「石の猿」が最初にライムの部屋に持ち込まれたきっかけが唐突過ぎたので「ああ、それで…」みたいな感じだった。でもリーが死ぬ間際石の猿を砕いてにやりと笑ったというのは滾った…。自分が死んでもサックスならこれを見つけ出すしライムなら意味が分かると信じたんだな…。
リーのおかげでライムも自分の体を受け入れ、今後手術のことで揉めることもなくなりそうでよかった。

ゴーストの真の目的は、最初の船沈める段階で「えっなんで爆弾??殺すの??殺??え??そういうもんなの??」と私はめちゃ混乱してたので「誰も疑問に思わなかったこと」と言われるとちょっと違和感があった。そういやチャンは安く船に乗せてもらえたとか言ってたなと納得するとこもあったけど。悪い人は何考えてるのか分からん悪い人の世界こえ~…でなんとなく流してたけど「移民や船員は目撃者だから殺す」ってやっぱムリあるよね?密入国成功してもそこから全員捕まらないとは限らないし目撃したってだけなら結局殺すよね??

・風野真知雄「慕情の剣」

女だてらシリーズ五巻。え~小鈴パパついにゲロっちゃうの…ここで吐いたら夫としても父親としてもダメなのに革命家としてもダメになるんじゃないか…?あんま悪く言いたくないけど覚悟が足りないまま危ないとこに手出しちゃったのかなっていう感じ。ここからどうにかしていいとこ見せてほしい。これで小鈴がしょっぴかれたらまじでダメ男やぞ…。

・L.M.モンゴメリー「虹の谷のアン」

七巻。アンの子供たち、というか牧師館の子供たちが中心の話だった。
エレンのめんどくさい約束のおかげで無駄にこじれたけどうまいこといってよかった。自分が口説かれたらやっぱ約束なしでいいよ、とか言い出すのは何だこいつ…ってなったけど、妹が一人で残ると言ったら自分も辞めると言い出すあたりものすごい厄介な頑固者って感じなんだろうか。
牧師館の人々がアンに相談しよう…→ちょうど出掛けてしまって他の人と話すことに、という流れが二回くらいあって今回アンの出番少ないなあと思ってたけど、結果的にこれで二組のカップルがくっついたんだから今作もアンは無自覚にキューピット役をやりとげたということになるんだろうか。

・荻原規子「レッドデータガール3はじめてのお化粧/4夏休みの過ごし方」

面白かったので二冊続けてもりもり読んでしまった。
西の善き魔女でも思ったけどやっぱ正統派少女小説!特別な女の子!って夢があっていいと思います。宗田きょうだい、というか宗田家に今回めちゃめちゃでかい貸しを作ることができたしここから徐々に和泉子&深雪ペアが台頭してくるんだろうか。
RGDが具体的にどんな存在なのかも未だに明らかになってないので気になる。レッドデータブックからそのまま持ってくるなら「絶滅する恐れのある動物の情報をまとめた少女」ってことになるけど、今んとこ憑依体質と人外を見抜く能力くらいしかはっきりしてないし。そのわりに姫神は過去を遡れるっぽいし物騒なこともいうしで簡単に言うと予知能力があるってことなんだろうか?続きもどんどん読みたい。

・中山七里「おやすみラフマニノフ」

さよならドビュッシーが面白かったので借りてみた。話とか犯人の思惑とかは今作も面白かったんだけど、どうも全体的に台詞が芝居がかってるのがちょっと苦手かな…。漫画とかアニメとかにした方が合いそう。

・ジェフリー・ディーヴァー「魔術師」

奇想天外なトリックのおかげでいつもの「誰を信じていいか分からない」状態がさらにパワーアップしてわけわからん状態だった。カーラの手品(特に終盤のやつ)とか本当に訳分からなくて何回も読み直してしまった。全体的に派手で華やかだから映像で観てみたいなあこれ。
バルザックのことは大丈夫だろうと思いつつも疑ってたのでいい師匠として別れられてよかった。門外不出の技を持つ集団はどうしても秘密主義になるんだろうけど、マジシャンは職業柄さらに秘密を極めて師弟関係にのめり込みやすいのかなと思った。そしてカーラの本名は一体何だったんだ…。

・ジェフリー・ディーヴァー「12番目のカード」

誰を信じればいいか分からない…って違うんか~~い!!みたいな話だった。
まあでも父も大変だったんだよね、落書きは軽犯罪を自慢する若者みたいなノリで娘からしたらめっちゃキツいけど頭は良さそうな感じがするというか…。
ナーバスになっちゃったロンとサックスの関係良かったし、デルレイの変装芸はやっぱり見てて楽しくてテンション上がりました。
トマスボイドは「無感覚」のまま死んでいくのかというのは気掛かりではある。捜査をかく乱するために置いただけのはずの「12番目のカード」に足元を救われるというのは間抜けに見えるんだけど、こういう何気なく選んだものに犯人の個性が現れるということなのかもしれない。

◆という読書感想文でした。
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