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愛しさと切なさとめんどくささと

2016.07.30 16:39|下天の華
カウンセリング恋愛って乙女ゲーでは主流だけど、
「めんどくせー(愛)」になるか
「めんどくせー(めんどくさい)」になるかは割と紙一重だと思う。

◆という六周目、信行ルート。

chb08.jpg

個人的な信行の「愛しさ:切なさ:めんどくささ」比は「2:5:3」くらいかな…。

・本性は実はいい人?いややっぱり暗殺企むくらいなんだから悪い人?いややっぱり?いやでも?と株価の変動が忙しいお人。
最初の涙スチルに始まり、桔梗姫と交流を深める時点ではいつもの下天で、なんだかんだ信行もいい人だしこのままほだされていくのかと思っていた。そこで一瞬見せた「綺麗過ぎて…」の険しい表情でそうじゃないことを悟る。この時点でもうカウンセリングけっこう進んでると思ってたので、やっぱラスボスとなれば手ごわいんだなと。んまー確かに闇を背負った陰キャラにはほたるみたいな純粋キラキラ女子はウザいよね…。

・抱えてる問題は根が深いけど、信長への恨みはほとんど逆恨み、というか本人も何がなんだか分からなくなってる状態で若干のめんどくささは拭えない。
でもとにかくグチャグチャになってることは伝わってきたしどうにもならないんだろうなとは思った。信長のことを本心では嫌っていないし本人も分かってる。どうにもならない葛藤を抱えて、無理して偽悪的になる姿は切なくて痛ましかった。

・主人公の正体を知った後は態度悪いし、歪みまくって完全に闇に飲まれてるのかと思いきや、ちょくちょく「実は良い人」エピを挟んでくるので憎みきれない。
いや実は良い人エピというか、ここで表現したいのは「自分と同じ『弱者』だからこそ気持ちがわかるし、地位によって少しは力のある自分が守ってあげたい」っていう共感か。
典型的な良い人イベと言ったら琵琶湖蛍見の帰りに強風に庇われるやつがあるけど、あれは嘘とも真ともつかない打算的な胸の内を明かして不穏な気配も残して終わったので、「主人公が関わらないところで」「弱い立場の者を守る」他三つのイベが重要だったんだと思う。
信行は地位に守られてるけど、別の場所に生まれついていれば気弱な女房や市の女の子みたいに虐げられてたかもしれない。小鳥のようになんでもないことで命を落としていたかもしれない。つまり自分で自分に手を差し伸べている状態、あるいは自分も誰かに救ってもらいたいという願望の裏返し。
単なる善行じゃないから実は良い人エピなのに何だか切なさが残るし、でもやっぱり理由がなんであれ弱い人の気持ちを理解して寄り添える人は優しいと思う。行為自体にはまったく打算を感じられなかったし。琵琶湖帰りに黙っときゃいいのに不穏なことを言っちゃうのも、結局は桔梗姫に情を移してたからだろうし。

でもやっぱここまで拗らせてしまったのは本人の弱さなんだよなあ。気軽に家を出れる立場ではないけど、兄弟いつまでも一緒に暮らす理由なんてないし物理的に距離を置くくらいはできた。それができず信長の庇護を受け続けていたのは、なんやかんや信長に甘えていた&一人で飛び出す勇気がなかったんだろう。
まあ多感な時期に父親の死を経験して手ひどい裏切りを受けたらしょうがないとこはある。この時代、ましてや信長の弟という立場で弱く繊細な男子というのは生きづらくてしょうがなかっただろうし。

・信長様の非と言ったら繊細で傷つきやすい弟に気付かず、分かった気になってたってところか。
でも信長様はとてもカウンセリングなんかできるような性格じゃないし色々規格外の人なのでやっぱしょうがない。優しく導くというより強い力で強引に突き進んでいくというタイプの人だし。そもそもここまで拗らせた信行の闇はよっぽどの凄腕カウンセラーじゃないとムリ。
でもちょくちょく弟を気遣ったり干し柿差し入れしたり、不器用ながらも励まそうとしてるところが可愛かった。茶室で半ギレした時もそうだけど、本能寺での喝もかっこよかったなあ~!半分信長ルートなのかと思うくらい信長がカッコ良かった。
個人的には中盤あたりからずっと「もう信行はちょっと信長様から離れた方がいいって」と思ってたので、死亡偽装オチも収まるとこに収まったという感じ。実際あそこで和解できたとしても、起兵されて本能寺まで焼かれたらさすがに不問にする訳にもいかんしな…。

・あとこのルートは敵側の忍び衆もなんやかんや可愛かったです。
信行の露店でお買い物してる忍びちゃん想像すると可愛い。

・信行の可愛いトコって言ったらどこだろな。
やっぱ何やかんや主人公には情が移ってるところとか(もう来るなって言われても訪問するとちゃんと好感度あがる)、結局主人公のことは殺せないところとかか。百地を言い訳に使いつつ、殺せないことを百地にはバレバレなの可愛い。
主人公が胸に手を当てるスチルでは、突っぱねられると思ってたのでびっくりしました。このへん信行が自分でももうどうすればいいか分からなくなってるとこが見て取れる。
あと個人的には「兄さんも本当は天下統一できるなんて思ってないでしょw収まりつかなくなっただけでしょwでも本人に言ったら空気悪くなるだろうな~w(要約)」って主人公にだけ言ったイベの後、信長&信行のいる茶室に主人公が訪れたタイミングで本当に聞いちゃったこと。主人公の前で信長に恥かかせたかったのかもしれないけど、主人公が来たから気が大きくなって冒険してみたって感じで可愛かった。まあ信長様の答えはめちゃめちゃかっこよくて信行返り討ちなんですが。

・個人的に信行に「主人公は綺麗ごと言い過ぎ純粋過ぎ人の神経逆撫でする天才かよ(要約)」と言われたのはちょっと衝撃でした。
傷付いたのではなく信行の言葉で聖女ヒロイン嫌いの私がすんなりほたるを受け入れてることに気付いて驚いた。確かにこの主人公は誰のルートでも綺麗なことばっか言ってるし、これでもかという程純真で清廉潔白。誰のルートでも「信長を殺していいのか」と葛藤し、土壇場で「やっぱり殺しちゃダメ!」なんて行動だけ見れば聖女そのものだよな…。

でもこの主人公が綺麗な言葉でキャラを褒めるのは理由があるんですよね。忍びとしての務め=相手に取り入ることが目的なので、ベタ褒めして媚び売ってても違和感がない。けどなんでもかんでも褒めるんじゃなく、ちゃんと根拠があって相手の思いを汲んで受け答えするし、やっぱ人のこと良く見てるんだろうなって感じがする。なんでもない言動・しぐさからその人の本質を見抜くのがうまいので、「何も知らないくせに何綺麗ごと言ってんだ」感がない。そしてそんな主人公の目線を通しながら、プレイヤーも主人公もキャラに惹かれていく。

信長殺しを迷うのだって、「人を殺すのはダメ絶対」っていう普遍的な善悪感ではなく、「信長様はこれからの世に必要な人!」みたいな大儀でもなく、「(私の好きな)キャラの大切な人だから殺したくない」「(私の好きな)キャラに必要な人だから殺したくない」という、極端に言えば利己的な部分がある。信長ルートだとそもそも本人に惚れてるし、「信長の作る世界を(私が)見てみたい」という、これまた利己的な考え方。
でも普遍的な善悪やご立派な大儀より、自分の利益不利益を考えて動く人の方がよほど共感できる。こういうところでただの聖女ではなく共感できる女の子になったんじゃないかな~と思ってます。
主人公どうでもいい派の私が珍しく真面目に主人公のこと考えてるぞ!!?どういうこと!!?

◆という信行ルートでした。
最初に書いた通り信行の「愛しさ:切なさ:めんどくささ」比は「2:5:3」くらいだったので、あんまここが萌え!ってとこはなかったかな。切なくてちょっと涙腺にくるとこもあったし、救済してほしいと思うとこもあったけど、気を抜けば「めんどくせー」になる危ういバランスだった。
次はいよいよラスト百地!いきまーす!
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