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他の男に抱かれる抱かれる詐欺

2016.11.23 12:10|花咲くまにまに
一周目の主人公印象→基本は典型的な乙女ゲーヒロインだけど天性のキャバ嬢資質に一芸特化型で面白いな
今の主人公の印象→便利な女やな

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四周目、和助ルート終えてきました。

・恋愛描写はけっこう好きでした。
大人の余裕でちょっかい出してくるけど、段々目が離せなくなっていく過程。
和助が贈った簪の鈴の音が主人公を象徴する音となり、やがてそれが和助を支えるお守りになるのも良かった。
長州との関りも、主人公が活躍するのではなくあくまで和助の心や病気のサポート。弱ってる時にこんなこと言われたらそりゃ惚れちゃうよねという台詞。「自由な未来を知っていて、語ることができる」主人公に、誰より自由な未来を求める高杉が惹かれるのも分かる。
仲間の前で咳き込んでるのを見られないように、抱きしめて誤魔化すというのも良い機転だった。「主人公がここまで付いてきて良かった」と思えるところだった。
志(と労咳)のため高杉はギリギリまで主人公を遠ざけるけど、最後の一押しは主人公の方からというのも、高杉の面目を立ててたと思います。
ベストEDのお持ち帰りEDは、本来ちょっとした事件にもなりえるイベント。でも二人とも着物だったからお祭りの風景に自然と溶け込んでいた…という、非日常の中の日常感が良かったです。

まあ戦場で指揮取ってたのにいつもの私服だったんかよという気はしますが。そして今までわきまえてた主人公が最後に戦場についていく展開は若干笑いましたが。(防具も付けず後ろで何してたん?見物でもしてたん?)
まあこのへんは最後の展開に繋げるための苦肉の策だったんだろうと思ってます…。

・このルートの主人公は好きなとこもあったんだけど、やっぱ白玖ルートで指摘した無自覚さは引っかかってました。
「心に決めた人にひたすら尽くす」「この人の夢を叶えるのが自分の夢」とか、そういう志自体は好きです。倒幕の志は共にできなかったとしても、これはこれでアリだと思います。実際大きなことを成すには「影で支える人」というのは必要だし。
でもそれって、「(その人のために)自分を犠牲にする覚悟」と、「(その人のために)他人を犠牲にする覚悟」、二つの覚悟が必要だと思うんです。
けどこの主人公は前者ばっかりで、後者については思い付きすらしてないんですよね。完全に抜け落ちてる。発想がない。周囲も心配するのは主人公の身の危険ばかりで、主人公の行動が(間接的に)他人を犠牲にすることには一切触れない。だから主人公がひたすら自己犠牲の精神に溢れた聖女みたいな扱いになってる。

自分を犠牲にすることより、他人を犠牲にすることの方がずっと辛い時も多いはず。他人の犠牲を考えないなら、「この人のために自己犠牲も顧みない健気な私」に浸っていればいいだけ。愛と正義に酔っていればいいだけ。周囲が心配して見せればそれだけで満たされる。
だから誰かを踏みつけている自覚がなく、周囲もそれを教えず、「役に立ちたい」の一心でどんどん諜報活動にのめり込んでいく主人公が、すげー便利な女に見えるんですよね…。いや高杉や桂が実際そんなゲスなこと考えてるとは思いませんけど。
主人公が客を誘導して情報を喋らせながら、「この人は笑顔で人を殺すと言っているのだ」と、人非人を見たみたいにドン引きしてる描写がありましたが、お前は笑顔で客を騙してるじゃねーかと思いました。
大義はこちらにある(と歴史を知っている)から客を騙しても何とも思わないならそれこそサイコパス。「目的のためなら他人の犠牲なんて知ったこっちゃないよ!どんな汚いこともやるんだよ!」と開き直ってる人の方が、自覚があるぶんずっと正常。

・「花魁になるからその前に私の初めてをもらってほしい」展開も、まあ割と好きではありました。遊郭ものっぽいし。
けどいざ抱かれたら、「やっぱり吉乃のような体を許さない粋な花魁になろう」みたいな流れになってズコーーー。
いやそれ和助からしたら詐欺じゃねーか?wwwと笑いました。
しかも花魁になった後の接客は諜報活動しか描写されておらず、床入りピンチを粋()にかわすようなイベントもなくてがっかり…。完全に「花魁になるからその前に(略)」やりたかっただけですよねコレ…。

・というかこのゲームは「体を許さない花魁」というのを美化し過ぎな気がします。
吉乃を美化&特遊郭SUGEEEしてるせいで、花を売る遊女=「花を売らなければ男を満足させられない遊女」「本人の力量が足りない低レベルな遊女」みたいな風潮になってるというか。
そりゃ話術や芸事だけで満足させられるのはカッコイイけど、目的のために自分の体さえ捧げる覚悟というのも同等にカッコイイと思うし、そういう遊女も必要だと思うよ私は。
そして白玖ルートでも書いたけど、SUGEEEする割に万珠屋の面方は主人公含めそれほど粒ぞろいには見えないってのもね…。このルートで出てきた薫とかいうモブも相当無能だったぞ…。

・吉乃の過去も「他の人に抱かれる前に好きな人に抱かれたいから」と清次郎に水揚げを頼むとこまではいいんだけど、結局その後「逆に肝が据わって体を許さない花魁になった」というエピソードは普通に微妙だと思ってました。
なんか美談みたいになってるけど、それって結局好きな人とエッチしただけだよね…。それで他の客とは寝ずに済んだんだから、花魁としてはよほど恵まれてると思うんだけど、なぜ悲劇の花魁扱いなのか…。好きな人と結ばれないまま死んでいく花魁なんて山ほどいるよね…?というかこの時代それは花魁に限らないよね…?
火事で死んだのも吉乃だけじゃないし、悲劇の真相は倉間ルートで分かるんだろうか。

そして後から気付いたけど、
煮え切らない相手に対して「他の男に抱かれる覚悟したからその前に抱いて」→抱かれる→「やっぱ抱かれない花魁目指すわ」
ってこれ完全に母娘で一緒なんですね。母娘二代で他の男に抱かれる抱かれる詐欺じゃん。清次郎も和助も被害者じゃァん…。
でも元々好きで抱いたんだから男側は文句は言えんわな。好きな女に「Σいや他の男にも抱かれるんちゃうんか~~~い!」とか言える訳ないもんな…。

◆…と、白玖ルートと似たような愚痴を書いてしまいましたが、白玖ルートの感想は我ながら取っ散らかってたので、あの時の違和感を多少は明瞭にできた気がします。
けど白玖ルートと比べると、主人公が(終盤以外)長州の件で出しゃばらず高杉のサポートに徹していた、という点は良かった。だからまだ話に入れたし恋愛描写もすんなり受け止められました。

さぁ~~最後は倉間サンダー!
吉乃が悲劇な理由はここで分かるんでしょうか。今までの経験からあんまり期待してませんが、倉間には少なくとも長州の問題は絡みそうにないからそのへんは安心かな。
気分転換挟みながらのんびりいってきまーす。
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