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読書の敵と感想文

2017.04.03 18:47|読書感想文
読書の一番の敵はずばり眼精疲労。
がっつり読みたい本があって、読む時間や体勢は整ってるのに、目が疲れて読めない日がたびたびあって歯がゆい思いをすることもしばしば…。

・そこで一番最初に目を付けたのがホットアイマスク。
さらっと調べてみると、「めぐりズム」と「あずきのチカラ」が巷の二大アイマスクとのこと。後は自分で湿らせたハンドタオルなんかをレンジでチンする自家製ホットアイマスク。
前者の二つを試してみたところ、個人的にはどちらも一長一短でした。

単純に気持ち良さで比較するなら、本当に個人差としか言えない気がする。
めぐりズムの蒸気で目元がちょっとしんなりする感じ気持ちいいし、あずきの力のずっしりあずき感も気持ち良い。
ただめぐりズムは使い捨てなので、コスパで計算するなら圧倒的にあずきの力。300回くらい使えるんだっけ?
けどめぐりズムはどこのドラッグストアでも並んでたけど、あずきの力は見つけられなくて結局ネットで注文したんですよね~。
あとめぐりズムは色んな香りがあって、「今回はこの香りにしよう!」とか好みで選ぶとオサレ女子を演出できそう。

まあ私はコスパ重視なので結局あずきの力を愛用してるんですけど…。
けど「レンジでチンして何百回も繰り返し使用可能!」というのは魅力的な反面、衛生面がちょっと気になるところはあります。具体的に言うと、化粧落としてないうちは極力使いたくないですね…。衛生面を気にすると風呂上がってから、顔洗ってからでしか使えないので、「とにかく今すぐ目を休めたい」「仮眠したい」という時は使い捨てのめぐりズムの方が気軽。どちらも買って使い分け、というスタイルが一番良いのかもしれない。

・もう一つは目薬。
どっちかというと先にこっち気が付くべきだったのでは?と思わんでもない。
最初はとにかく目が乾くのがイヤだったので、コンタクトの上から使えるタイプのやっすいやつ(300円くらい)を購入しました。けど今思うとこれは本当に「眼の渇きを潤す」くらいの機能しかなくて、水で濡らしてるのとさして変わりなかったのかもしれない…。ほぼ効果ナシでした。

本格的に眼精疲労をどうにかしたいなら、裸眼に点眼するタイプのちゃんとした方を選ぶべきなのかも。と、ちょっとお高いやつ(それでも600円くらい)の目薬を買ってみたら、けっこう改善された気がします。
爽快度3でもやたらとツーーーーンとしますが、これが「効いてる」ってことなのかな~とも思えてくる。コンタクト用の目薬はそういう「ツーン」が一切ありませんでしたから。まあこれは元々の役割が違うってことなんでしょう。

眼精疲労用の目薬はお高いやつだと1000~1200円くらいするやつもありますが、こういうのってやっぱ高いものほど良いものなんでしょうかね?
どんなものでも「高けりゃいいってもんじゃないもの」「安くてもじゅうぶん間に合うもの」がありますが、目薬はどうなんだろうなあ。
「こんなん安物でも一緒でしょ」と侮ってたものが、意外と高いものはお高いなりの理由があったと気付かされることもあるのでよく分からない。目に入れるものだから尚更慎重にいきたいとこですが。

ちなみに私が買った目薬は「V.ロート」大容量版です。
下調べとか全然してなくて薬局の棚から見繕っただけですが、ノーマル版、大容量版、ゴールデン版(1200円の更に良いやつ)の三種類があり、これだけ色々作ってるってことはそれだけ支持されてるってことなんだろう…と思って買ってみた。
ゴールデンとやらも気になりますが、今んとノーマル版でじゅうぶん足りてるから無理に手を出す必要はないかな。

・ホットアイマスクだけでは眼精疲労はほとんど解消されず、眼精疲労用の目薬をさすようになったら一気に改善された感じはあります。
ホットアイマスクはとにかく気持ち良いし、一時的には疲労回復もしてると思うんですけどね…。

飲み物に例えると、
ホットアイマスクは「リラックスしたい時に飲む温かい飲み物(紅茶コーヒーハーブティ緑茶など各自好きなもの)」で、
眼精疲労用目薬は栄養ドリンクって感じかな。
癒されるのは温かいものだけど、直接的に効くのはやっぱり栄養があるものっていうことでしょうたぶん。

◆以下感想文。◎ネタバレ注意◎

・宮部みゆき「あんじゅう」


三島屋シリーズ第二弾。
いや~~~どの話も面白かった。
「逃げ水」の子供と神様の交流にほのぼのした。「暗獣」のくろすけは存在そのものが切ねえ…。そんなんどうあがいても幸せになれないじゃん。。。生まれたことが悲劇やん。。。って思ったけど、先生が「今はお前のことを想っている人がいることを忘れるな」って言ってたし、悲劇じゃなかったんですよね…。はぁー切ない。
「藪から千本」「吼える仏」はゾッとする系だったけど、どっちも好きです。

ただ「暗獣」から出てくる若先生やら先生夫婦やら偽坊主やらって、「ばんば憑き」に出てくる人達ですよね?まったく別シリーズのキャラだと思ってたら地味にリンクしてるんですね。今回はたまたま「ばんば憑き」を読んでたからすんなり分かったものの、読んでないとまたモヤりそうだしこういうのやめてほしいなぁ。

おちかの恋模様としては、三島屋的には越後屋の若旦那と結ばれてくれたら商売的にも万々歳。本人もいい人だしあちらさんも乗り気ですごくいい話に見えるんだけど、おちかが今回初めてときめきを見せたのが塾の浪人先生なんですよね。若先生に行くのかな~まあ若先生も重い過去持ってるからおちかにはちょうどいいかもね。

・三津田信三「どこの家にも怖いものはいる」

三津田信三作品表紙怖すぎ問題。
刀城シリーズの表紙もうっかり表向けて横に置いておくと視線を感じてイヤだったんですが、「どこの家~」は表紙が更に怖いうえ裏表紙でもこちらを覗いてくるという嫌がらせ仕様。コエーよ!

内容は作者本人が相棒(?)と共に資料を集めながら不気味な怪談に共通する謎を解決していく、という珍しいタイプだった。もちろんこれを含めて創作なんだろうけど、あくまで実話として展開していくのでなかなかに怖かったです。今までの刀城シリーズとかもホラー要素はあったけど、あれらは「創作」という前提の下で楽しんで読んでますからね。
あくまで体験談スタイルで進んでいくので「最後の二つを読んだら自分の身にも怪異が起こった」と編集と電話するところは読んでるこっちもゾッとしたし、最後の二つを読むのが怖くなりました。小説を読みながら寒気を感じたって初めてかも。
最後に参考文献として作中作を並べるのも芸が細かくて思わずニヤケました。
いやでもこれは本当にノンフィクションのていで書かれた創作なのか…?もしかして本当に…?と、ちょっとでも思ってしまったので、作者的には大成功なんだろうなあ。

個人的には「大学生がネットに書き込んだ」というていで書かれた幽霊物件の語り口がすごくそれっぽくて笑いました。
「当時を思い出しながらだけど、できるだけ詳しく書くつもり。」「めちゃめちゃ長くなるけど、まあ、適当に付き合ってください。」「本当に嘘みたいな話だから信じてくれなくてもいいけど、創作だと思うやつは、ほっといてくれ。」
とかこのへんのフレーズが「あ~~~~オカ板まとめあるあるwwwww」ってなりました。

・宮部みゆき「泣き童子」

三島屋シリーズ第三弾。
「くりから御殿」が好きだったなー。タイトルの「泣き童子」の王道怪談話も好きだった。
「まぐる笛」は今までで一番直接的に狂暴な化け物が出てくる話で、挿絵があってもイマイチ化け物のイメージが湧かなかったかもしれない。葉っぱのないじんめんじゅみたいな感じ…?
「節気顔」では一巻ラストで意味深な感じで出てきた謎の仲人がようやく登場。二巻で出てこないからどうしたのかと思ってたよ!
話的にはなんとも言えない感じだったけど、親しい人をただならぬ事件で亡くしてるおちかにとってはまったく他人事じゃないんだろうな…。
四巻が早く読みたいので珍しく予約システムを使ってみたら40番近い順番待ち!ものすごい人気。これいつになったら読めるんだ???
まあ他にも読みたい本はたくさんあるので気長に待つとします。

・宮部みゆき「孤宿の人」
 
宮部みゆきの現代ものは胸糞展開がどーも合わないんだけど、時代物はそういうのがなくて好きかも~。…と思ってましたが、時代物でも長編だと普通に胸糞要素ありました。
徹底的な悪役だと最後にスッキリ成敗されて溜飲が下がるものですが、今回の敵はいわば「時代」とか「体制」とかの巨悪で戦うには分が悪すぎる。その中でしずさんと花吉とか、良い人なのかそうでもないのかよく分からない人が多いのも気持ち悪い。
しずさんはなんだかんだいい人だと思ってたけど、宇佐に「卑しい引き手が!いね!」とか言うとこからどんな株上げエピがあっても好きになれなかった。
花吉は最初からずーっと気に食わなかった。宇佐は「気に入らないけど本当はちょっぴり優しいところもある」と評価してて、まぁ確かに一部ではそういうところも見え隠れしてたけど、根っこは常に宇佐(というか女)を見下してるしょうもない男だなあと。というか宇佐をこっそり労わるような言動は小心者ゆえに勝気な宇佐に強くできれなかっただけで、宇佐が離れた後はそのまま周囲の空気に染まっていっただけ、という感じがする。典型的な権威を笠に着て自分も大きくなったと思い込んでる腰巾着野郎なので同情の余地なし。あの世でしっかり親分にしごかれてください。

それにしても犠牲がほんとに多すぎたというか、せめて宇佐はどうにか生かしてほしかったなあ…!
宇佐が若先生と結ばれるなんて夢はさすがに見てませんでしたが、真実を知る者同士として渡辺さまと支え合うこともできたろうし、潮見のじいさんとこの息子に嫁ぐルートも普通に幸せになれたろうになあ…。ほうによくしてやった人が若先生以外軒並み死んでしまったのが辛すぎる。

浅木や山内家の「毒つかい」というのは結局誰だったんでしょうね。私的には特に意味もなく山内の奥さんと泉の女先生を疑ってましたが。こういうのって善良で弱弱しい人の方が実はってのが鉄板だから…というメタ的な視点で根拠とかは一切ありませんけど。山内の奥さんが「不安だわ…怖いわ…」って相談をもちかけるのが逆に噂を広めているように見えたとか、毒を盛って舞い戻った美弥様と一緒にいたのが女先生だとか、その程度です。毒殺=女のイメージもありますし。

今回の件で片付いたのは加賀様の件だけで、浅木の内輪揉めは未だに残ってるし、美弥の悪事は明らかにならず、渡辺は汚名を雪げず…と、また加賀様のような火種が舞い込んだらいくらでも繰り返しそうなのが怖いところです。
一瞬宇佐が夢見た革命みたいなものを起こしてほしいと思ったけど、「世の中を変えるというのは人と時と天の運がそろった時にしかできない」という和尚の話も尤もなんだよなあ…。はぁ…。

この話はもうほうの境遇が不憫で不憫で、ほうのために心を砕いてくれる人を見ると些細な会話でも涙ぐんでました…。
ラストで新しい名前を与えられたところは号泣。あまりにも多くの犠牲が出た丸海の中で、それでも生き残ったほうは丸海の宝だ。どうか強く生きてくれ。

・伊坂幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」

男女の偶然の出会いを中心に、色んな人が少しずつ繋がって影響しあって…というほのぼのストーリーだった。
ほんの些細なキッカケで繋がることもあるし、ちょっとした勇気や行動で少しずつでも世界が変わる…という話は好きなんだけど、万事それだったなというか。
ネタが全部小粒だったので、「今までの伏線が最後に繋がって壮大なストーリーに!」というカタルシスは感じなかったな。あくまでほのぼのの域。しかしそれでいて時系列と視点がホイホイ動きまくり(主に最終章)、人間関係が複雑に絡み合って混乱する。でもいくら繋がっててもネタはやっぱり小粒で大したことないので、必要がないところでもとにかくキャラ同士を裏で繋げて「実はここで繋がってたんです。ここもここも!」という作者の自己満足を感じてしまった…。
一部個性的で特殊なキャラもいるけど(織田とボクサー)、それ以外は皆若い男女で基本的に常識人で喋り方もさっぱりしてて個性が薄いので、「実はここで繋がってました!」と言われても「はあそうなんですか(いつの話だっけ…まあどうせ大したことじゃないしいいか)」ってなるんですよね…。

「アイネクライネ」で佐藤がちょっとずつトイストーリーに詳しくなっていくうちに…という話はご都合ながらもささやかな運命を匂わせるオチが良かったし、「ライトヘビー」のドラマ性も好きだし、「ドクメンタ」の五年ごとの免許更新の日に出会う人の話とか、記帳の話とかも好きだった。
だからこそ「無理に繋げず単独の話にしておけばよかったんじゃない?」と思ってしまうというか…。
「ルックスライク」の絡まれた女性を助けるくだりも、駐輪所は面白かったけどそれ以降は「さすがにもういい」ってなりました。ネタ自体は面白いけど小粒なネタをどうでもいいシーンで繰り返されてもっていう。
まあほのぼのストーリーを軽い気持ちで読みたい時にはいいんじゃないでしょうか。

・宮部みゆき「本所深川ふしぎ草子」

タイトルからしていつもの「ちょっと不思議でほんのり怖いあやかし短編集」みたいな感じを予想してましたが、本作の「不思議」は全部人為的なもので、どっちかというと「岡っ引き茂七親分の不思議捕物帳」みたいな感じで真相にオカルト要素はなかった。深川七不思議を中心に進んでいくのも面白く、一つ一つが短いのでサクサク読めました。

◆という感想文でした~。
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