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メアリと魔女の花観てきた

2017.08.24 20:21|雑記
ジブリのようでジブリじゃない「メアリと魔女の花」観てきました。

◆私は魔法少女のファンタジー大好きだけど、結論から言うと「まあ子供向けのファンタジーとして観るならそこそこいいのかなあ…?」という感じですかね…。
以下◎ネタバレ注意◎

・ちょっとだけ感想をググってみると、「主人公が魔女」という点で魔女宅と比較されて語られることが多いようですが、個人的には千と千尋感の方が強く感じました。
何も知らない少女がひょんなことから不思議な世界に迷い込んだり、終盤のピンチに訪れる場所が秘境の別荘だったり、ラスボスがどろどろゲル状だったり…とかそのへんに。

・ただ何だろうな~。
序盤~中盤のワクワクが圧倒的に足りなかった。まずプロローグが終わってからのメアリのおっちょこちょい描写が長く感じたし、魔法大学の案内も驚くほどワクワクしないんですよね。不思議で秘密めいた小物や雑貨がたくさんある魅力的な部屋や学校の内部がたっぷり描写されるのに、「千と千尋」の湯屋や、「ハウル」のまじない道具がぎっしり詰まった袋小路、「耳をすませば」で猫に導かれて辿り着く雑貨屋さんみたいな、思わず息をひそめてしまいそうなワクワク感がなかった。
なんていうんだろう、ただ「それっぽい不思議アイテムをたくさん置いてみました」という感じで中身は空っぽというか、秩序がないのかな…?

でもこれは単に「魔法学校」という手垢が付きすぎてる題材だったり、「100年に一人の天才!」「その髪の色は才能の証!」と褒めちぎられるところが最強系ラノベを彷彿してしまったりした私に問題があるかもしれないので、魔法学校ものやラノベを知らないまっさらな子供たちなら普通にワクワクできるのかもしれない…とかそんな感じです。私らへんの世代だと、箒の先生や箒の授業んとこで絶対ハリポタ連想したっしょ?

・あとはメアリに共感しにくい。
赤毛にコンプレックスがあり、難しい年ごろの女の子…なので、多少は差し引いてみるにしてもちょっと性格に難があるのではないか。
ペーターとの喧嘩別れや、魔法大学でチヤホヤされて調子乗っちゃうところは、「まぁ子供だしね」とは思うが決して良い印象はないし共感はとてもできない。特に後者。
あんな訳の分からない学校のド真ん中(不法侵入者は変身させられるとさんざん脅されてもいる)で大ボラ吹けるくらいお調子者で度胸のある子なら、そもそも赤毛なんかでクヨクヨしないんじゃないか…?

個人的にいちばん「どうなの?」って思ったのは、魔法の本をウッカリ取り出しちゃったシーンですね…。
うっかり本を読んじゃった!戻せないよ!→分かるよ困ったね
マダムが来ちゃった!どうしよう隠さなきゃ!→まあ咄嗟に隠しちゃうのは分かる…
マダムがあんまり怖いから借りパクする!→えっ?謝って渡した方がいいのでは…?
あっこんなところにおばさんのメモが!ペーターのせいにしよう!→ええええええええ(´゚д゚`)ェェエエ工…??

メアリはペーターに危険が及ぶと思ってなかったのかもしれませんが、さんざん得体の知れない魔法を見学した後で、自分は目の前のマダムが「怖いから」という理由で本を隠したというのに、ペーターを人身御供に差し出すのはあまりにも考えが浅い。これでペーターが攫われても「そりゃそうなるよ」としか言いようがない。
マダムが悪者だったので本を隠したことは結果的に良かったけど、あくまで結果論であってあの時点では普通に差し出すべきだった。
まあこのあたりは、ペーターを話に絡めて囚われヒロインにするためにメアリがクズ化してしまったのかなあ…と、メアリもシナリオの犠牲者になってる感はあった。

でも終盤、箒に連れられて秘密の別荘(千と千尋で言うゼニーバの家)に来た時に、「素敵なおうち~~~↑」とかワクワクしてるのは擁護できない!そこでワクワクしていいの視聴者だけだから!あんた自分のせいでペーターを人質に取られて魔力もなくなって絶体絶命の大ピンチだったよね???
千はゼニーバの家で待つしかない、という状態でもずっとハクが心配でぴりぴり緊張してろくに安らげなかったというのに、わくわくおうち探検してるんじゃないよ…。せめて「この家に何か手がかりがあるかも…」みたいなこと言ってからシリアスな感じで家探ししてくれ…。

・さらに細かいことを言うと動物さんのシーン。
「悪徳魔法使いによって異形に変身させられていた動物がたくましい野生の姿に戻った!いけーぶっとばせー!!」のシーンや、
「このままじゃピーターのとこに行くまでに捕まっちゃう…。あっ動物さんが助けてくれた!ありがとう!」のシーン。
一つ一つ見るとすごくいいシーンなんですが、あまり感慨がない。
動物たちがひどく虐げられてるシーンがあればまた違ったのかもしれないけど、描写されてるぶんだけ見ると「変身してるの可哀そうだね」→「あっ戻った良かったね」くらいの感想しかない。

動物さんたちが助けてくれるシーンも、メアリと動物さん達が特別交流を深めた訳じゃない(出会って即助けた)なので「あっ君ら助けてくれるんだ!義理堅いね!」くらいの感想になるというか…。まあ元の姿に戻した、という一点で多大な恩義を感じててもおかしくはないですが。
千と千尋では湯屋の妖怪たちが「大当たり~~~!」で千の門出を祝ってくれるシーンがありますが、あれは千が湯屋で一生懸命働いて、成果も上げた描写がたっぷりあったからこそ盛り上がるとこなんですよね…。
なのでメアリの場合魔法の力で猫のついでに助けただけの動物が駆けつけてくれても、「ああすまんな、ありがとうな」であまり盛り上がらないといいますか…。

・ペーターは可愛かったと思うけど、「俺も大人になりたい!変わりたいのはお前だけじゃないんだ!」はかなり唐突でびっくりしました。一応苦労してるフラグはあったけど。
ペーター救出劇に関してもメアリは自分のミスの尻拭い(最低限の義務)を果たしただけで、メアリにとってペーターが特別な人だったりその逆もないんですよね…。あそこでメアリが投げ出したらただただメアリがクズで終わっちゃうし、「ペーターだからこそ頑張れた」という要素がなかった。
本題ではないとは言え、少年少女の冒険を通した淡い恋、ボーイミーツガール的なロマンスもなかった感じ。基本的にハッピーEDで終わる映画のヒロイン&ヒーローは、その後自然とくっつくんだろうなあ…とか妄想しちゃうもんですが、この二人に関しては別にこれがキッカケにどうこうなったりはしなさそうだな、という感じ。

◆という感想文でした。
まとめると
「魔法学校ものとかあんまり見たことない子供たちには魔法ファンタジー入門として面白いかもしれない。でもメアリの言動にやや難点があるので子供向けとして良作とも言い難い。」
こんな感じでした。
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