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ここで10冊感想文

2019.02.18 18:24|読書感想文
◎ネタバレ注意◎

・村田沙耶香「コンビニ人間」


サイコパスが頑張って人間を演じる話。…なのかもしれないけど、誰も彼も少なからずこういうところはあるし、こうやって無害に頑張ってるのならそれでいいんじゃない?と思ってしまう。普通に考えたら「異常」なんだけど、でも異常ってどういうこと?これでもいいんじゃん?…っていう、こっちの価値観を揺さぶるような作品が多い人なのかな。

・中山七里「さよならドビュッシー」


以前から名前だけは知ってたので読んでみたかったやつ。…が、たぶんこれドラマ化かなんかされてましたよね?ちゃんと見てはいなかったんだけど、ピアニストの少女が実は~っていうラストの重要な種明かしの部分だけを見てしまってたので序盤の伏線(体形も血液型も同じ、左手は不浄)の時点であっ…って察してしまった。二時間ドラマかなんかか忘れたけど今度はちゃんと頭から観たい。ピアノに打ち込む遥の姿にはたびたび涙腺がゆるんだ。

・風野真知雄「夢泥棒」


女だてらシリーズ三巻。
源蔵は岡っぴきとして活躍するし星川も立ち直って秘剣糞おやじ(爆)を習得するしで楽しくなってきたんだけど、日之助は未だに泥棒続ける満々なのが危なっかしい。もう今でいう窃盗症?みたいな感じの病気なんだろうけど。
最後は「林って誰だっけ???」ってなっちゃったけど最初に出てきた同心かー!「心配性」で大塩の大砲の話をしたのはそういうことだたのね…。

・村上春樹「東京奇譚集」


面白かったし読みやすくてするする読んでしまった。村上春樹の作品って私みたいな深い考察するの苦手勢からすると「結局どういうことなのー??」みたいな話が多いんだけど、びっくりするくらい読みやすいしカチッとハマる比喩がいっぱい出てくるのが面白い。今後も短編集から読んでいく作戦でいきたい。

・原田マハ「太陽の棘」


戦争が終わった直後に、こんな逞しいアーティストが沖縄にたくさんいたのか~~~。ということにまず驚いた。表紙の絵も、作中の人物の名前見ても全然分からなくて、国内のことなのにまったく知らなかった自分が情けない。
タイラの元ネタになった人の作品を検索してちょっとだけ見たんだけど、たしかに何かキラキラしているというか、眩しさに目を細めてしまう魅力があった。
なんというか面白さとかそういうのは関係なく、この本は「読むべき」だと思ったな…。

・島田荘司「暗闇坂の人喰いの木」


久しぶりの御手洗シリーズ。とんでもなく不気味で意味不明な事件で面白かった。譲が語る死刑のあれこれはさすがにちょっと気持ち悪かったけど、同時に残酷なエピソードは強く人を引き付けるというか…。
紐を渡して死体を運搬するというのはむちゃくちゃっつーか一人くらい目撃者いないの??って感じですが、そこんとこも曰く付きの楠が隠れ蓑になったってことなのかな。実際犯人は何回も失敗してるけど、なんだかんだ毎回うまくいってしまったというところにまた人智を越えた何かを感じる。

・荻原規子「RDGレッドデータガール はじめてのお使い」


見るからに少女小説だな…とわかるのでスルーしてたんですが、以前読んだ西の善き魔女も面白かったしサクサク読めそうだったので借りてみた。
やっぱり平凡だと思われてた女の子が実は特別な女の子で、イケメンと出会い云々というのは永遠の憧れだし面白かったです。続きももりもり読みたい。

・風野真知雄「涙橋の夜」


だんだん人間関係やおこうの過去が分かってきた四巻。大塩平八郎も本格的に動き出してるしこっからどうなるんだろう?日の介もそのまま正義の盗みのためにちょっと手を貸す程度にとどまってほしい。

・L.M.モンゴメリー「アンの愛の家庭」


やっと借りれた六巻。前回からちょっと間が開いたのもあって、いきなりアンが子だくさんになってて「なんか読み飛ばした??」とびびりました。5→6の間に6年くらい経ってるのか?
アンを取り巻く人達、というよりかは今作はアンの子供たちの冒険が中心で、1巻のアンの少女時代を思い出して懐かしくなった。しかし話の規模が本当に日常レベルなので、一気に話にのめり込んで読むというよりほのぼのした家庭や美しい描写を楽しむのを目的にのんびり読んだ方がいい気がしてきた。

・島田荘司「ハリウッド・サーティフィケイト」


暗闇坂からここまでの間に何があったのか、レオナほんとにヤバイ人でワロタ…キヨシに振られ続けて女に走ったのか…。御手洗の出番は電話で講義するくらいで、あとは傍若無人なスーパースター・レオナの派手な探偵物語って感じだった。個人的には手品みたいに謎が解ける御手洗の活躍を期待してたのでちょっと拍子抜け。
イアンについては最初の方でジョアンが「イアンなんて実在しないのよ」とか言ってるところでは??ってなったので最後の種明かしで色々腑に落ちた。あそこでほぼネタバレなんだけどどういう意図であんな台詞を入れたんだろう。記憶を失い、子宮を失った女として女性ホルモンを注射されていたから結果的に体のバランスがとれ、平穏な気持ちでいられたというのはなんとも皮肉である。

◆という読書感想文でした。
グラブルは古戦場真っ最中だしとうらぶは新刀種くるしでソシャゲが忙しい。
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