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だいたい十冊感想文

2019.06.13 20:35|読書感想文
◎ネタバレ注意◎

・ジェフリー・ディーヴァー「ソウル・コレクター」


途中であれ?なんか時間飛んでない?ってなってシリーズ一作飛ばしてることに気付いてちょっと萎えたけど最後まで読んだ。
今回の事件は本当にどうしようもないというか、こんなんされたら一般ピープルはどうやって対処したらいいのか…。真犯人がライム達に狙いを付けた直後はもうあっちのやりたい放題になってたし。サックスが犯人に辿り着いたのも偶然でライムはサックス危機に陥ってその場所を見つけることで犯人見つかったようなもんだしあんまりスッキリしなかった。ずっとサックスの尾行やってた医者が有能だった。いや医者のせいでちょっと混乱したところもあったけど。

武器商人がどうのの話は前の巻の話なんだろうか?ちょっとよくわからんかったのでとりあえずキャッセルに痛い目見せてほしい。パムは一番最初の「ボーン・コレクター」でサックスが救ってその後失踪した娘っぽいし一作飛んでる間にプラスキーがかなり成長してたっぽいので早く読みたい…。よりにもよってかなり重要な巻を飛ばしちゃった感…。

・島田荘司「溺れる人魚」


ミステリというより歴史と科学(生物学?)の勉強パートが多かったけど面白かった。
ロボトミー手術のことは某映画で知ったけど、あそこの職員さんは主人公が手術受けないで済むようにものすごい手を尽くしてくれてめっちゃいい人だったんだな…と思った。

・川上弘美「七夜物語」


作りは児童書みたいな感じなのでダレずに読めるかな?と不安だったけど全然大丈夫だった、というか面白かっためっちゃ良かった。
児童書というよりかは大人が子供に戻って読むファンタジー、大人が子供の視点を覗かせてもらうファンタジーって感じだろうか。最後の「一番小さなものを救おうとした」っていう台詞にぐっときました。読んで良かった。挿絵も可愛いし色んな人に読んでもらいたい本。

・島田荘司「魔神の遊戯」


なるほどな~~っていう種明かしだった。言われてみたら首や腕を「引きちぎる」、女の首と犬の体を繋ぎ合わせる、そういったものを危険を顧みずあまりに無造作に配置する、このあたりの行為はいかにも子供のブロック遊びという感じがする。だから「遊戯」なんだね…。
でもこの子供の遊びを実際にやってしまう犯人の仕事量すごい。超人的。いや魔神的というべきか。作中でも言われてたけどこのエネルギーを別のところに使えばなんでもできそうだと思ってしまった。
ロドニー親子の村での様子は、結局どちらが本当だったのかは気になるところ。どちらも少しずつ嘘はあるんだろうけど、やっぱ母親は殺されたんじゃないかと思ってる。リンダがざっくり話したところではとにかく憎まれてたってだけで自殺する動機なかったし…。

・ジェフリー・ディーヴァー「ウォッチメイカー」


改めて一番読む順番間違えちゃいけないとこでやらかしちゃったなって…。犯人が逃げおおせるのを知ってたせいで大どんでん返しが個人的に小どんでん返しくらいになってしまった。これほど手強い相手なら、「ソウルコレクター」で片手間に相手するくらいじゃそりゃ負けちゃうよねって感じ。
キャサリン・ダンスは名前の響きからしてなんか素敵だしこれからも登場してほしいな。喋るだけでどんどん情報引き出しちゃうチートキャラだから扱い難しそうですが…。

・森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」


黒髪の乙女が可愛かった。黒髪の乙女目線だと先輩がなんだか知的でユーモアもあって影で努力するイケメンに見える不思議。先輩視点を見るとかなりの落差があるんだけど、でもなんだかんだ気が合いそうなのも不思議。
森見さんの話は「もてない大学生男子が青春を嫌悪しながらも青春に憧れなんやかんや頑張る男臭い話」というのが多い気がしてるけど、その中でも主人公がかなり報われてる方に見える。古本市に行きたくなった。

・有栖川有栖「白い兎が逃げる」


久しぶりの火村先生シリーズ面白かった。
「苦痛なく安楽死できる薬です!」という触れ込みの薬に「実際に使ってみました!とても楽に死ねたので☆5です!」なんてレビューある訳ないしな…と妙に納得してしまった。まさに売り逃げというかなんというか。

・原田マハ「デトロイト美術館の奇跡」


一枚の絵に対してこれほどまで思いを込めて描写できるんだなあと思った。たしかにちゃんと表紙の絵を見てみると、ところどころ淡いピンク色が散らしてあって地味なのに優しい感じがする。実物はどんな感じなんだろうな…。

・有栖川有栖「モロッコ水晶の謎」


「助教授の身代金」のタイトルで火村のことだと誤解されそうな「助教授」を使ったのは、犯人のミス(盗聴していたために「先生」等のワードや会話の内容で勘違いしてしまった)ことを示唆してるのかヘェーって思ってたらあとがきで「ふと思い浮かんだだけ」と書いてあって深読み乙だった。
「推理合戦」の雑なネーミングはあるあるだと思うのでちょっと笑った。「推理しただけですけど?」みたいにドヤってたけど実際は推理もくそもない感じだったのも大人げなくて可愛かった。

・風野真知雄「紀尾井坂版元殺人事件」


久しぶりに風野真知雄。
このへんは歯抜け状態で店頭にあるものを買ったので続きものだったらどうしよう…と不安だったけどちゃんと一冊で完結してくれてよかった。やんごとない身分の人が絡んだり上からの圧力があるとやっぱりストレス。というか坂巻とおゆうは未だにすれ違ってるのか…何やってんだ…。

◆という感想文でした。
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