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夏空のモノローグ 総評

2013.05.12 01:41|夏空のモノローグ
◆ようやっとフルコン&予約特典のCDも聞いたので、ぼちぼちレビューを書いていきますよっと。この記事に限ってはネタバレはしませんが、ちょっとでも情報を入れたくない人は避けてください。でもって他の記事はネタバレ満載なので未プレイの方は注意してください。

・色んな「切ない」をギュッと詰め込んだゲーム。
シナリオはとにかく切ない。切ないの目白押し。切ないの玉手箱。切ないのバーゲンセール。共通ルートはほのぼのギャグが多いけれど、個別ルートをやった後だと共通ルートの何気ない一言も「あれはああいう意味だったのか…」となって一人でシンミリしたりする。そういうゲームです。
泣けるか泣けないかで言うと確実に泣かしにかかってきてます。そして何もかも万事おさまって完璧なハッピーエンド!となるかと言えばそうはいかない。真相ルートを見ればハッピーエンド至上主義者の方でも満足できるかもしれませんが、しかしやっぱり人によっては空しさのようなものが残るかもしれない。本当に皆が幸せになるハッピーエンドしか許せない人には向かないゲームです。逆に少しくらい理不尽な展開がある方が好きという人にはお勧めなゲーム。

シナリオについては特に破綻とか矛盾とかしてる点はなかったと思います。SF詳しくないから突っ込めないだけかもしれませんが。それでも「エエエエーッ!!?なんでそーなんの!!?」ってずっこけるレベルのツッコミどころはなかったと思います。部長の発明品、というか部長の存在そのものがファンタジーみたいな扱いではありますが、それはギャグとして流せる範囲。

・VNRシステムは一長一短。
説明書によるとVNRシステムとは「テキストとグラフィックの表示方法を場面ごとに変化させながら、イベントカットなども使用し、多彩な演出を表現するシステムです。」とのこと。どんな風に表示されるかは公式に体験版があったと思うので、気になる方は見てみればいいと思います。
で、そのVNRシステムですが。確かに色んなコマ割りがあるのは新鮮で面白かったし、場面によっては雰囲気も出てました。が、立ち絵やスチルが表示されてる時は普通に下に文字を流してくれても良かったと思う。単純に見にくい。また、立ち絵が変わるタイミングでテキストを再度読み込みしたりするのでテンポも悪くなる。普段はテキスト読むときはサクサク行きたいんで普通に自分でページ送りしてましたが、今回ばかりはダルいんでずっとオート再生してました。というわけでオート再生推奨。

・程よい長さで共通ルートが作業にならない。
全行程を見てもそれほど長くないので、共通ルートもホドホドの長さ。そして何より、共通ルートは周回プレイでの追加要素が多い。周回でエピソードが追加されていくタイプのゲームって多いけど、夏空はその追加要素が特に多くて二週目からも共通ルートが作業にならなかった。
それに一役買ってるのがループ研究会議(LRC)。共通ルートの間に五回ほどあって、起こるイベントを自分で選択できる。そのイベントがけっこう多くて、普通に各キャラ一周ずつするだけでは見切れない量。また、各イベントの中でも更に選択肢を選べるものも多いので、すべて見るなら間違いなくセーブ&ロードを駆使しなければならない。
まあLRCの選択肢は、けっこうどうでもいいようなものも多かったので、すべて回収するのは違う意味で作業になってしまうこともある。それでも、これだけの量のエピソードをねじ込んでくれたのは評価できる。

・その他システムにはチョット難あり。
まずLRCだけれど、これは一度見たイベントはタイトルからもう一度見ることが出来る。…が、選択肢の方がどういう条件でセーブされるのかイマイチ分からない。例えば「肝試し」イベントを見ると、途中で「誰と一緒に回るか→木野瀬君/篠原君/カガハル君/部長さん/先生」という選択肢が出る。ここでセーブをして、最初に「木野瀬君と行く」を選んだとする。木野瀬君ルートのイベントを見た後ロードで選択肢に戻り、今度は「篠原君と行く」を選ぶ。その後は普通にイベントを進め、適当なところでセーブしたとする。…この状態でタイトルに戻り、タイトルからLRCの肝試しイベントを見ると、選択肢は「篠原君」しか選べない状態になっていたりする。
一度見たLRCはタイトルから見ることが出来るけど、どの選択肢を見てどの選択肢を見てないかははっきりとはワカラナイし、本編で見ていない選択肢は絶対に見ることが出来ない。
なので、本編のLRCで選択肢があれば、多少面倒でもすべての選択肢を一気に見てしまうことをお勧めします。LRCでもスチルやカットは紛れてるので、コンプを目指すなら必須。めんどくさいから好きなキャラだけ見て他のキャラは後回し~とかやってると更にめんどくさいことになります。

あと個人的にオートセーブをして欲しかったのは、ツリーピースを見た後のこと。ツリーピースβでは各キャラの小話を見れるのだけれど、それぞれ一枚ずつスチルが付いてる。しかしツリーピースを見た後、タイトルに戻って終了したらそれでは見たことにならないのでスチルも保存されない。ツリーピースを見たら、どこでもいいから本編のデータで始めてセーブしておくこと。こういう仕様って夏空に限ったことではないけれど、どうもかゆいところに手が届かないっていうか、気が抜けてる感じがするよね。

・主人公は無個性と思いきやわりと個性的。
大人しめで真面目、優しくて頑張り屋で良い子でちょっぴり天然で鈍感で…と、まあ乙女ゲー主人公としてはかなり普通な感じ。好きなものは読書と甘いもの。これも一見普通なんだけれど、読書は一日中本屋や図書館を梯子するくらいの本の虫だし、甘いものに至ってはファミレスでデザートを全種類頼んだりするちょっと度が過ぎるくらいの超絶な甘党。ギャグとは分かってるけど甘いものが絡むと「おいおい…」と言いたくなるくらい突っ走ったりするので、無個性主人公だと思って自己投影してると突然我に返ってしまうかも。
容姿は普通にかわいい感じなんだろうなと思ってプレイしていたけど、ツリーピースβで各キャラの目線から語られる彼女はけっこうな美女らしい。そのへんも我に返るポイントかもしれません。スチルに顔出しは普通にします。

・萌えは薄味。やっぱり切ないストーリー重視。
最初にさんざん切ない切ない言いましたが。基本的にどのルートもストーリー重視で、萌えとかそういうのは薄いです。恋愛描写がないという意味ではないです。お互いにこうやって惹かれあっていったんだな~というのはありますが、ムキャー!萌えー!とかそういうのはほぼないです。ただひたすらに切ない。

・攻略はフィーリングでなんとかなる!
アイキャッチはありませんが、それほど厳しい選択肢ではないので良かれと思った方を選んでいけば普通にグッドEDに辿り着けると思います。バッドEDもあるけどわざわざすべて回収する価値があるのかは不明。EDリストはありません。ただ、何人かのキャラはバッドEDにカットがあるのでご褒美スチルを見たいならコンプ必須。私はすべて回収する気力がなかったので攻略サイトに頼りました。
共通ルートでは分岐するイベントもありますが、きちんとメモしておけば共通ルートのスチルもコンプするのはそれほど難しいことではないと思います。個別ルートのスチルは問題なく一周で見ることが出来ます。

・攻略順はご自由に。
綿森だけが制限されています(他五人を攻略すること)。あとは誰から行っても自由!特に誰が真相に近いとかそういうのはなかったと思います。強いて言うならば部長が若干、ほんの若干近いという感じか。だからと言って部長を最後に残しておいて方がいい、というほどネタバレになるキャラでもありません。
「好きなキャラは一番最後に残しておく!」というプレイスタイルの方も多いかと思いますが、最初に書いたようにこのゲームは個別ルートをやった次の周回のふとした台詞で「あの台詞はこういう意味だったのか…」と分かる楽しさがあるので、お気に入りのキャラほど先にやっておくというプレイも当然アリだと思います。ま、そのへんは完全に好みの問題ですが。

◆ダラダラ書いてみましたがこんなもんでしょうか。もっと書きたかった気もするけどこうして見てみると意外と長い。星五つで表すなら…うーん…やっぱり「萌えが足りない」という点で四つかな。ストーリーについてはまとまってたと思うし、好きだと思えるキャラもいました。ここがダメー!ダメダメー!と言うほど酷いところはないけど、満点!花丸!とは言い切れないので四点って感じです。
それではこれにておしまい!お疲れさまでした。



OPもEDも、普段は一回見れば満足するタイプなんだけど、夏空はOPもEDも好きで何度も聞きました。この爽やかな感じがいいよね。
切ないBGMとか、盛り上がるところのBGMとかも大好きでした。不安を煽ってくるBGMも。夏空とは音楽の趣味があって良かったです。ちょっと少なかった気もするけど。


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寝る前のテンションで書き上げたので明日コッソリ加筆修正するかも。
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