FC2ブログ

越えざるは紅い花 PSP版 レビュー

2014.11.14 00:05|越えざるは紅い花
この記事に限ってはネタバレナシで書きますが、他の感想記事はネタバレ上等なのでお気を付けください。

「越えざるは紅い花~大河は未来を紡ぐ~」雑感ぽいレビューです。


越えざるは紅い花~大河は未来を紡ぐ~越えざるは紅い花~大河は未来を紡ぐ~
(2014/03/20)
Sony PSP

商品詳細を見る


・独特の重い世界観とシナリオだけど、綺麗にまとまってる。
基本的には攫われてきた主人公が自国に帰るために努力し、その過程で攻略対象と惹かれあっていく…というストーリー。
実際に女の数が減った世界がどうなるかは分からないけれど、確かにこれくらいの文化水準だとそういう世界もあるのかもな、と思わせてくれるくらいには説得力があります。多少「うん?それどうなの?」と思う部分もないこともないですが、これくらいの文明なら多少無茶な法律でもさもありなんと思えるし、致命的な矛盾などはなかったように思います。

各キャラのストーリーは、今まで見たこともないような突拍子もない面白い話!…とまでは行きませんが、コテコテの王道よりはやや外してきてる感じ。予想を裏切られ素直に驚く場面もありました。定番の健全な恋愛ものより、ちょっとシリアスで独特な世界観に浸りたいという人にはオススメできます。

・カウンセリング恋愛は少な目
これ、個人的にポイントでした。攻略キャラの抱えてる問題を主人公が解決したり、攻略キャラを励ましたりする展開は普通にありますが、基本は上に書いた通り「主人公が自国に戻るため」に行動します。攻略キャラと関わるうちに、「キャラのために役に立ちたい」と思いも出てくるけど、最初の行動理由はあくまで「自分(と女達)のため」。結果的にこの行動が攻略キャラの問題解決にも繋がっていくのですが、もともとは自分のために始めたことなので恩着せがましくなくて良い。相手のことをよく知りもしないうちから「彼の力になりたいの!」と喚く聖女ヒロインが好きではない私には合ってました。攻略キャラと一対一で話し合ってトラウマ解決~みたいなじめじめしんみりした展開があまりないのも好印象でした。

・PSP版とは言え元R18ゲー
R18描写はサックリ削除されてるとは言え、ほとんどのルートで主人公は攻略対象と肉体関係になるし、中には気持ちが通じ合ってないうちに強引に…というルートもあります。そのキャラのルートに入る前に、別のキャラと関係を持つルートもあります。本番までは行かずとも危うい行為があったり下世話なことを言われたりするし、キスも粘っこいのが多い。攻略対象のリップ音はあんまりないけど、主人公はけっこういやらしい声を出したりする。PSP版とは言え、エロ描写が苦手な人は大人しく逃げた方が良いです。

・主人公は個性は強いけどクセは強くない
顔グラ有り、声付きという時点でガチの無個性主人公自己投影派は逃げてると思いますが、けっこう主人公の個性は強く一人のキャラとして立ってます。設定や過去もきっちり決まってる。
しかしその個性も主人公としては無難。しっかり者で面倒見が良く、女たちのリーダーとして慕われてる。姉さん気質で礼儀や義理を重んじるタイプ。男に張り合えるくらい酒が強く、時には弓で戦いもするけど、適度に女らしい。恋愛に関してはちょっと抜けてる。外見はスチルを見る感じ巨乳だけど常識の範囲内、周囲からの褒められっぷりからして顔面偏差値高め。美人。
こんな感じでキャラとしては出来上がってるけど、ちょっと変わったクセの強い個性(過度な好き嫌いや思想の偏り、メシマズなど)はないので、顔グラ声有りの割には自己投影派でも受け入れやすい主人公だと思います。

・キャラ間格差による一部不倫展開がツライ
攻略対象は8人で、メインはトーヤ、ノール、スレンの三人(一応エスタ入れると四人?)。残りのキャラはメインキャラから分岐する、言わば準メインキャラ。そして準メインキャラのルートに入るには、すべて「メインキャラと主人公が形式上の結婚をしてしばらく経ってから分岐する」という流れ。要するに不倫。まあ形式上の結婚なので現代の不倫と一緒にするのはちょっと違うのだけど、キャラによっては普通に主人公への愛が感じられたりするので、ルートによってはメインキャラへの罪悪感に苛まれることになる…。すべてのメインキャラが主人公へ好意的という訳でもないし、メインキャラときちんと離縁したり、時にはメインキャラから応援されたりするルートもあるけれど、「どんな相手であれ形式上の結婚であれ浮気・不倫はダメ絶対!」と言う人には合わないと思います。

また、エスタはPSP版で攻略キャラに昇格、エスタから分岐するジギはPSP追加キャラなので、この二人の話は他キャラよりちょっとした格差を感じることになると思います。

・バッドEDが凝ってる。
明らかなやっつけバッドEDというのはなく、ものによっては三十分~一時間くらい話が続くバッドEDもあります。スチル付きだったり、他キャラルートの制限解除に関わるEDもあります。

・主人公がややモテ過ぎるかも?
この世界観で、しかも美人でスタイルが良く気立ての良いヒロインですから、ルート外のキャラからもアピールされたりします。後日談はご褒美要素も兼ねているのか、その傾向が強い。完全な逆ハーとまでは行きませんが、それに近い取り合い展開のようなものはあるので苦手な人は気になるかもしれません。逆にチヤホヤされるの好き!と言う人は楽しめると思います。
とは言え、各キャラルートに入ると基本的にそのキャラしか出てこないので、過度な期待も心配も無用かもしれません。一応苦手な人は心に留めておく程度で。

・システムは特に引っかかる箇所はなかった。
スキップも割と早いので快適にプレイできました。オート再生の速さもちょうどいい具合に調節できた。モブの声はばっさり声優をカットする節約精神も潔くて好き。

唯一気になったのはBGMがループする時に、無音になる部分が長いところかな。なんだか意味ありげな沈黙が訪れるので、「あれ?なんかシリアス展開入った?」と思ったら、何事もなかったようにBGMがループし始めて拍子抜けたことがけっこうありました。途中から慣れてきたけど。

◆こんな感じだろうか。
個人的にはデザインが好きなキャラが多く、好きな立ち絵がいっぱいあったので全体的に楽しめた。あんまり絵は気にしないタイプとは言え、立ち絵は一番多く見る絵だし、趣味に合ってるに越したことないなと思った。
シリアスな世界観も重いストーリーも楽しかった。個人的に一番好きなキャラはエスタ、シナリオが良かったのはノール、総合的に見るならやはりメインヒーローのトーヤが安定してるかな。

星5点満点で全体を評価するなら、4くらい。完成度は高いと思うけど時間を忘れて没頭するほどの面白さではないし、何より元R18ゲーだけあって人を選ぶ展開が多い。オススメはしたいけど、でも同じくらい注意もしたい作品。

という感じの紅花レビューでした。



越えざるは紅い花~大河は未来を紡ぐ~
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

| 2019.12 |
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

早

Author:早
飽き性。めんどくさがり。
名前は「ゆう」「早(はや)」どちらでも。
とび森住人のきろく
マイデザお借りしてます

◆ご案内◆

更新のお知らせは
twitter@iiyudaneにて
趣味や日常の雑多垢です



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

最新記事

カテゴリ

検索フォーム

最新コメント

リンク

月別アーカイブ

  • ページトップへ
  • ホームへ