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カエル畑DEつかまえて レビュー

2015.01.10 19:16|カエル畑DEつかまえて彡
PSP版、全員のグッドEDはコンプしたけどスチルには何枚か抜けがある状態。おまけシナリオは一切見てません。
この記事ではネタバレなしで書いて行きますが、他の感想記事はネタバレ満載なのでお気を付けください。それではだらだら雑感を書いていくレビュー。


カエル畑DEつかまえて ポータブルカエル畑DEつかまえて ポータブル
(2010/11/11)
Sony PSP

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・全体に漂うほのぼのした雰囲気を楽しめなければかなりツラいゲーム。
終盤のシリアス展開に入るまでは、ほのぼのとした田舎の高校生の日常生活がこれでもかと言う程描写されます。この雰囲気を楽しめるか否かできっぱり評価の別れるゲームだと思います。個人的には全く合いませんでした。
何と言っても本編で追いかけるストーリーがしょうもない。簡単に言うと「ネットの情報を頼りに市の七不思議を確かめたい」というものなのですが、見つけるために何か策があるとか、それを発見してどうするかとかの具体的な案が何もないのでとてもふわふわしています。七不思議自体も何か深刻な害や事件性がある訳ではないので緊張感が一切ない。暇を持て余した田舎の小学生が冒険を求めて近所を探検してるのを見てるようなイメージでした。
キャラが倒れたりキャラ同士が喧嘩したりとところどころシリアスな展開にはなりますが、これも日常の域を出ないのでだからどうと言うこともなかったです。

・終盤のシリアス展開は更に詰まらない。
「環境問題を扱った作品」と聞いて、一番最初に思いつく一番無難な展開をそのままやります。このゲーム独自の要素はあっても、どこかで聞いたことのあるような台詞が多すぎる。「メインキャラがカエルになる」という発想は突飛で面白いのですが、それを生かし切れず結局よくある環境問題説教話になっています。
最後にピンチに陥っても、不思議アイテムによってだいたいカタが付きます。たまたま起こった不思議な出来事や奇跡は、だいたい不思議なアイテムや不思議な力でなんとなく説明できてしまう。そしてその不思議アイテムの力は、ルートによって増えたり伏せられたりするのでシナリオに便利に使われてる感が半端ない。このあたりも緊張感がなく、予定調和臭を増やしてしまう原因だったと思います。

・キャラと主人公が自然と近づいていく様子は丁寧。
なんてことのない日常が多く描かれるので、等身大の高校生がゆっくり惹かれあう過程が描かれています。一部デフォ惚れキャラや、最後まで主人公に矢印を出さないキャラもいますが、なんてことのない日常で好きになっていったんだなと納得出来たのは良かった。
甘くて綺麗な言葉でつらつら口説かれるのではなく、高校生らしい不器用な言葉でたどたどしく告白してくれるのも良かったです。糖度は低いのですが、純朴で健全な高校生同士の恋愛が見たい人や、最近流行の安直なエロや危うい台詞に辟易してる人は楽しめると思います。

・「笑わせてくれるゲーム」と評判だったのでそこんところも期待してたんですが、どうにも直接的な笑わせ方で個人的にはガッカリしました。
具体的にどうかと言うと、携帯小説的な表現がたびたびあります。例えば複数人の沈黙を、括弧を重ねることで表現したり。

A&B&C
「「「……」」」


矢印や括弧で補足ツッコミをしたり。

A「こんなのが分からないなんてよっぽどの鈍ぶちんだろ!」
B「……」←よっぽどの鈍ぶちん


ツッコミも少し長めの説明口調の、銀魂風のツッコミです。

「なんだろう、激しく不快だけど今は何も言わない方がいい気がする」

これらの表現に抵抗がある人は覚悟した方が良いです。

・主人公にはかなりクセあり。
鈍感でクール属性…までならままあるキャラですが、田舎育ちゆえに体力があって男以上にタフ。耳も良い。ここまでなら「面白い主人公」で済むんですが、安定しない口調が個人的に厄介でした。
基本は敬語キャラなのかと思いきや、「御意」「いかが致す」等、「武士なの?なんなの?」という変な口調で喋ります。人を選んで喋ってるのではなく、その時々によって敬語と武士言葉が入り乱れるので、雰囲気で喋ってるようにしか見えない。これがキャラ付けしようとして失敗してる中学生のオタクみたいで痛かったです。武士言葉を使うなら徹底して貫いて欲しかったし、中途半端な知識しかないのなら素直に敬語キャラで良かった。
とは言え性格に難がある訳ではないし、ブレ過ぎる口調さえ気にしないようにすればそれほど嫌いではありませんでした。むしろ乙女ゲーには珍しいタイプの主人公で新鮮でした。

・ミニゲームは絶妙な難易度。
「何も考えず適当にやってたら失敗するけど、真面目にきちんとやればちゃんと成功する」という絶妙な難易度。どうしても苦手な人は、共通ルートでバッドEDを迎えるとお助けアイテムが手に入るので、まずはそれを取りに行くというプレイもアリだと思います。
難易度に関してはちょうど良いとは思いますが、個人的には放送部&エコ部のゲームは問題自体が分かりにくくてあまり好きではありませんでした。エコ部はゴミのイラストが分かりにくいし、放送部は求められてるものも正解もハッキリしないので成功してもいまいちスッキリしなかった。
ちなみに二周目からは完全にスキップできます。

・グッドEDを見るだけなら簡単。
最序盤は好感度を確認する術はありませんが、手帳を手に入れてからは好感度ランキング変動というかたちで選択肢の正解・不正解まで分かるようになります。
一日二回ある学校でのマップ選択肢は、一回は狙いのキャラに会いに行き、もう一回は(狙いのキャラをパートナーに選んで)ミニゲーム…という感じでやっていけば、好感度も浄化度も条件を満たせます。
ただし一部のCG解禁には祓い玉の調節が必要になるし、オマケ要素を全解放するにはミニゲームをこなすために本編をやり直す必要があると思います。

・絵はお世辞にもうまいと言えない。
私は割と絵については許容範囲広いんですが、こちらの絵はちょっと酷いと思いました。立ち絵はまだいいんですが、スチルになると「これはちょっと…どうなの?」と思うものが多かったです。酷いものだとスチルがブサイク過ぎて薄目で見ていたりした。特に主人公の横顔はしょっちゅう出てくるけど全然可愛くないのでなんとかして欲しかったです。

・システムは快適!
基本的な乙女ゲーには標準装備のシステムを搭載しているのは勿論、オートセーブと選択肢スキップが便利でした。ついつい選んでみたくなる「ちょっと遊びのある選択肢」も、オートセーブがあるので楽々やり直せる。選択肢スキップは言わずもがな、周回プレイが楽になりました。

◆星五段階で評価するなら、
日常生活の中でゆっくり距離を詰めていく等身大の高校生の描写、と言うのは昨今に溢れるドSだの俺様だのにはない魅力でした。が、良かったところはそれだけで、その他のストーリーは全編を通して詰まらなくて退屈だったのでこの評価です。
ストーリー目当てでこのゲームをやるのはお勧めしません。高校生同士の健全なやり取りや日常生活が見たい、という人なら楽しめると思います。あとはちょっと変わった主人公が、攻略キャラを落としていくのを見たい人とかかな。

カエル畑はマイナーなタイトルだけど熱心なファンが多い…というイメージだったので、あえてマイナス意見を多めにしてみました。ポジティブな意見ばかりでなく、ネガティブな感想も読んで購入検討したいという方は、これらの点を考えてみても良いと思います。

以上、ざっくりレビューでした。
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